B-REVIEWのガイドラインには、ここに参加するのに詩歴や実力は不問とすると書かれています。
ですからここに参加されている方々の背景は様々で、その中には心身に病を抱えている方もいらっしゃるようです。
でもネット上のみのやり取りなので、表情や口調、仕草などの非言語的コミュのケーションはとれません。そのためその人の背景を読み取れず、それに応じたコメントや評をすることは極めて難しくなっています。
その一方ガイドラインには、ユーザー自身が自分の作品の向上に努める場所とも書いています。
今回の運営交替に伴う騒動もそのことが原因の一つになっているように思えます。
対立する二者の一方は個々の背景が読み取れないからコメントや評をする場合は慎重な配慮が必要であり、そのためにこそマナー遵守が重要だと考え、もう一方は作品の向上にはたとえ病を抱えていても厳しさが必要であり、それによりB-REVIEWの劣化を防ぐことができると考え、それらのどちら寄りに重点を置くかで認識が大きく異なってしまっているようです。
無論それだけが対立の原因の全てではないでしょうが、我々はそのことをよく考えなければならないような気がします。
病ゆえに厳しさに絶えられないなら、この場を去るのもやむを得ないと考える人もいるでしょうが、病はときに詩を昇華させる原動力にもなります。
そのような人を去らせてしまうのは、潜在的な詩人を失うことにもなりかねません。それはB-REVIEWにとって損失となってしまうでしょう。
でも、馴れ合いになってしまうのも防がなければなりません。
重要なのはその2つの間のどこでバランスをとるかということよりも、どのようにしてそれらを両立させるかということなのだと思います。
それはB-REVIEWが合評という制度をとっている以上、参加者全員の課題のようにも思えます。
時が経てばまた考えが変わるかもしれませんが、現時点では私はそんなふうに思っています。
皆さんはどのようにお考えでしょうか。