お世話になっております。元運営で現在は1ユーザーになったステレオです。この度はビーレビュー杯参加料の導入とビーレビ杯受賞者への賞金授与に関するアイデアをフォーラムに投稿させていただきます。
詩界隈、ネット詩を盛り上げるために必要なことは多々あり、同時にその種々の方法論に問題があるのは私も承知しています。ですがここに少し冒険的、野心的あるいは一面粗野ともいえるアイデアを提示することをお許しください。
私のアイデアとはつまり直裁に言って、ビーレビ杯に参加(ビーレビ杯参加にチェックを入れる)ためには1ユーザーにつき百円を徴収し、その集まった額を上限1万円で賞金として、ビーレビ杯受賞者に授与してはどうかというものです。
このアイデア、お金にまつわることであり、お金の管理に関わるものである以上多くの問題点があるのは承知しています。
一つは選考の透明性が一層多く問われる。もう一つは幽霊ユーザーの増加により不正が行われる可能性がある。などです。そしてこれが一番危惧されるものかもしれませんが百円の出費を回避する投稿者が増えるがために、ビーレビ杯の質そのものが低下することです。
一番目の問題点については選考者はその月のビーレビ杯には参加出来ない、しないで解決。二つ目は一層の運営様の労苦を伴うものですが、管理強化とその月、詩を投稿していない方は投票権もないなどで解決(幽霊ユーザーの防止)。そして最後の一つはこれは甚だ期待値であり、楽観性に基づくものですが、いわば百円課金をユーザーのみなさまが厭わず、サイトの維持管理の意味合いも込めて参加してくださるだろうという希望的観測を立てることで解決。といったものです。
以上問題の解決法も示しましたが、このアイデア更に、あるいはもっと粗もしくは問題点が出るだろうことは予測出来ます。しかしこのアイデアを提示したのもネット詩界隈、引いては現代詩界隈のビジネス化、マネタイズすることへの挑戦心、そして誠意ゆえです。
多くの意見、考えがあることでしょう。その点も含めてみなさんに、ネット詩掲示板に載せる、賞を貰う、話題になるが今一歩現代詩界隈は盛り上がらないという連鎖について意見、考えをお伺いをしたく、またご教授もしていただきたいという意向です。
とても不躾である種大胆なアイデアだとは認識済みです。それでも一度検討していただきたく存じます。

「ビーレビ杯参加料とビーレビ大賞の賞金授与に関して」に8件のコメントがあります
  1. こんにちは。アイデアを興味深く拝見しました。
    最も重要な問題は、お金を管理するシステムについてだと思います。ビーレビ杯参加作品の投稿と入金を紐付ける仕組みから、ハッキングや情報漏洩への対策といったセキュリティ強化が必須なことはその方面に疎い私でも容易に察せられます。そうした重大な責任を伴うシステム構築と管理を、無償で任せるわけにはいかないでしょう。本記事のアイデアは革新的ですが、実行するなら賞金以前に、システム面への資金問題をまず解決しなければならなくなると思われます。

  2. 負担にならない程度の出費については文句ないけど、賞金制については五分五分かな。ビーレビ内での投稿作品で言うと実力の違いがあり過ぎる。書ける人と書きたい人とで言えば後者の方が圧倒的に多い。となると受け取る人が限れてくる可能性はある。それじゃあつまらないから今度はこちらを推そうなんていうつまらない政治意識が働かないとも限らない。そこは態度の問題になるけど、保証になるものがないから。それなら、運営上必要になることのために用いられるほうが健全だと思うな。

  3. 沙一さんへ。このような拙いそれでいて粗暴と取られかねないアイデアへ誠実なコメントをくださりありがとうございます。セキュリティの管理、金銭の完全なコントロールは、ツイッター上にて現運営の渡辺氏からも「集金システムの稼働だけで一人百円分を超えてしまう」という旨の意見をいただき、それが非常に難しく容易いものではないことを今では理解するところです。運営はただでさえ大変なのは私も把握しています。それに加えて金銭管理の徹底までボランティアで任されては、もう誰も運営にはなりたがらないでしょう。アイデアとして面白く野心的、それでいてもっと詩界隈を盛り上げられないか、と思案した結果のフォーラム投稿だったのですが、金銭の授受、コントロールで盛り立てるというのはやはり何か違うのでしょう。今日は一日このことについて考え、自身が軽率だったのではと省みていました。この案を私は強行に推すものではないし、容易に引き下げることにやぶさかではないことをご理解ください。

  4. 藤一紀さんへ。こちらもまた新しい角度で私の蒙を啓くコメントでありがたい限りです。確かに政治力学のようなものが働き、詩の良さを純粋に追求する場としての活気や閃きが失われるのは容易く想像出来ます。私も誰か詩書きが純粋さを失い、賞金目当てで自身の作風をコントロールしたりする光景、または百円投資して今回は1万円手に入った、入らなかったと躍起になったり、一喜一憂する姿も見たくありません。やはりこの種のアイデアは時期尚早だったのでしょう。金銭のやり取りが卑しいものではないとしても、実力だけを磨く場というのが必要なのでしょう。私もここで育ちました。これからも多くの詩書きさんに成長してもらいたい。ならばこの案は引き下げるべきでしょう。貴重なご意見ありがとうございました。

  5. あくまで空想に過ぎませんが、入金の仕方について、実現可能性のありそうな案を提示してみると、
    ①外部にネットショップを開設し、そこで〈ビーレビ杯参加権〉を売る。
    ②購入者(=ビーレビ杯参加者)の情報を、運営の手作業で記録および管理する。
    これならシステムの開発および管理コストはかかりませんが、ネットショップの手数料などが発生しますね。
    欠点として、不正参加や共謀、ヒューマンエラーの可能性を排除することができません。善意と信用に基づいた方法だといえます。

    建設的なアイデアが出されて、それについて議論をしたり、考えをめぐらせたりすることは、なかなかおもしろいものです。提案してくれて、ありがとうございます。
    これからもフォーラムに良いアイデアが出てくることを期待しています。

  6. 沙一さん、再度のコメントありがとうございます。ネットショップで参加券を買うアイデアは目から鱗です。それならばネットショップの手数料だけで済みますからね。実現性は非常に高いです。しかしさて、と今一度僕は考えました。善意と信用に基づきそれを稼働させるのならば、何らかの落ち度があった時、誰が事態を収拾するかと言えばそれはやはり運営になるわけで、そこまでをボランティアで業務に携わっている人々に強いるのは難しいように感じます。ですが詩を掲示するだけでなく、何らかの対価(金銭だけではない)に繋げるサイトにするにはどうすればいいかと僕自身も模索中です。この案は尚早として退けるとしても、詩投稿者が心身ともに報われる方法について依然として考えて行きたいと思います。感謝していただくなんてそんな。ありがとうございました。

  7. 興味深く拝見してました。もし既に取り下げておられるなら、返信不要です。すごく楽しそうだったから書いています。

    ステレオさんが仰るように野心的であり、とても誠意あるご意見と思いました。
    なので気持ちとしては支持したいですが、毎月のビーレビ杯に於いては参加料を徴収したり賞金をかけるのは運営上の課題があり反対ですし、理念的にも反対です。
    100円としても払えない人は払えない。
    ひとりでもそういう人を出したら、それこそビーレビとして詩の界隈としての損失だと思います。

    ですのでやるならば、定例のビーレビ杯とは別にイベント的に開催するのがよいのではと思いました。前に貴音さんが仰っていたお題とかと絡めてもよいかもしれませんし、選考の負担になるならその月は定例杯は無しにするとか。
    運営の負担を避けるため、イベント運営のボランティアを集めたりして、ポエム祭り的にしたらどうかなとか。参加料だとややこしいから、イベント時期にあわせたカンパだと自由で簡単かもしれません。

    運営資金については定期的に課題になりますね。金銭管理については、ビーレビの口座でもつくり、運営が管理するとかは難しいのでしょうか。サークルレベルですと、普通に皆さん実現してると思います。

    ビーレビは一貫した理念と質の良いユーザー、沙一さんのあげた条件、善意と信用の両方を兼ね備えたサイトつくりに成功していると思います。
    今のビーレビだからこそできる提案とも言える訳で、なので丸ごと取り下げてしまうなら少し残念な気持ちがしました。
    このスレッド内で皆さんが話したことは、今すぐ実現しなくてもいつか何らか生きると思いますし、楽しそうでしたから書かせて頂きました。

  8. 武田地球さんへ。レスポンスありがとうございます。まず百円でも払えない方がいる。本当にその通りだと思います。実は昨日の朝方ある有名ミュージシャンの配信を聞いていて、その方がネット時代においては作り手が心身ともに(特に金銭面)で報われるのが難しいとの趣旨の話をしていまして(彼の話によると他者がupした自身の曲が20万再生されても入ってくる金額は600円だったそうです)何とかその構造的問題を解決出来ないかと考え、ネット詩界隈にもそれを敷衍し、更なる発展をもたらすにはどうすればいいかとかなり血気盛んになってこのフォーラムは投稿したものです。ですから百円でもという視点、配慮が若干欠けていたかもしれません。ビーレビとしてネット詩として大きな損失になるというご指摘もその通りだと思います。ただ何かがあるはずなのです。皆が胸にストンと落ち、負担も微少でWin-Winになれるアイデアが。今回は練りきれなかったかもしれませんが、私は今後もそれを模索することでしょう。地球さんからもただ破棄するのでは勿体ないとありがたくも幾つかのアイデアを提示していただいていますし、このフォーラムをきっかけに詩掲示板=ネットの片隅にひっそりとあるもの、という構図を逆転する発想が多々出てきていつか実現することを私も願い期待しています。楽しそう=ワクワクした、とも私は解釈しました。その気持ちをありがたく頂戴して、感謝の言葉も述べさせていただきます。

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