正午 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

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あなたへ

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海の中を照らしているのですね。素晴らしいと思います☆

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少し歩くと川の音が大きくなる、からがこの作品の醍醐味かと思います。むせかえる藤の花の匂い。落ちた花や枝が足に絡みつく。素敵ですね。

きょこち(久遠恭子)

冬の手紙

居場所をありがとう。

暖かくて、心から感謝申し上げます。 この詩は誰にでも開かれています。読んでいるあなたにも、ほら、あなたにも、 そうして、私自身にも。 素晴らしいと思います。 ありがとうございます。みんなに読んでもらいたいです。

きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

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きょこち(久遠恭子)

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だれのせいですか

どんな身体でも

どんな自分であっても愛してくれるか、抱きしめてくれるか、生きてくれるか SNSできらきらした自分だけを見せてそんな見た目や上辺で物事を判断しやすいこんな世の中だからこそ響くものがありました。例えばの例も斬新でとても魅力的です。

sorano

衝撃を受けました

ベテルギウス。まずそれに注目する感性もですが、詩の内容が衝撃。 猫。木。家族。犬(のようなもの)。女の子……。など、身近にあふれている極めて馴染み深いものベテルギウスというスケールの大きいものと対比されているように感じられました。

二酸化窒素

ずっと待っていた

渇いた心を満たす雨に満たされていく

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正午    

おはようを言わない朝もある おやすみに似合わない夜もあれば 留めておきたくない風景もある 鉄塔を怖がる鳥もいる 拾われて来た子のまま育てられた 白と黒、光と闇、どちらの味方もしなかった どちらかに行ってしまった人は、黙って見送った 私は裏切り者と呼ばれた 起き抜けにコップ一杯の水を飲み干す カルキの溶けた軟水は血の味がした 誰の血かわからなかったが 此処では大地で皆繋がっているし 同時に縛られてもいる だから誰かしらの血であるわけで 私の中に堂々と、ノックも無しに入って来る そして自由自在にそこら中を歩き回る 最後には私と目合い、生産的な活動に手を染める 時々風が見えてしまうことがある それは果たして悲しいことなのかどうか それでも ありがとうを言わない一日もある 美味しいと思えない食事もあるように 誰も思い出さない夕刻もある 客船を怖がる島もある 空は「空」という物質で埋められている それはゼリーのような物質で そのゼリーを掻き分けて鳥は進む 時々喉に詰まらせて窒息するみたいだけど 堕ちない ゼリーに埋もれて死んでいる 浮かんだまま、鳥の、翼を広げたその姿のまま 死んで、視界の奥で いや記憶の手前で いつか消化されるのを待っている それを私たちは「飛んでいる」と誤解をしている 簡単に狂ってはいけない 罪のない人なんていないのだ だからあの世には地獄しか存在しない 皆地獄のことを勝手に天国と呼んでいる なぜ自分以外の領域を欲しがるのか? 泣かなくていい言葉をせっかく選んだ そんな私に何処までも優しく出来ないで 永遠に隠し通すと決めた気持ちもある そして今日も おはようと言えない朝が来て やっぱり拾われた子のまま生きている 午後には次第に伸びる日陰を恐れ 私の味方は正午だけ



正午 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 16
P V 数 : 1545.2
お気に入り数: 1
投票数   : 4
ポイント数 : 0

作成日時 2023-07-23
コメント日時 2023-08-11
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2024/05/15現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
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叙情性00
前衛性00
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 エンタメ00
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構成00
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閲覧指数:1545.2
2024/05/15 14時51分57秒現在
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    作品に書かれた推薦文

正午 コメントセクション

コメント数(16)
m.tasaki
作品へ
(2023-07-23)

こんにちは。 一読して秀逸な作品だと感じました。 メタファーを多用した表現と言うのでしょうか、それとも象徴的な表現と言うのでしょうか。 あまりにも複雑で容易に言葉にできない心情を言葉で表そうとして、結果的に難解な詩になったような印象を受けました。 わかる人にはわかる、わからない人にはわからない、そんな感じです。 ですから一連一連、一行一行、読み解いてゆこうとすると、とんでもなく見当外れの解釈になる恐れがあるような気がします。 全体的に厭世的な雰囲気に包まれていますが、「あの世には地獄しか存在しない」と書かれているので、厭世的であるのを突き抜けて悲観的な感じがしました。 一番印象的なのは、 「空は「空」という物質で埋められている」 というところと、その行から始まる連です。 そこでの表現が非常に巧みで、この連がこの詩の中核をなしているような気がしました。 でもその一方タイトルの「正午」が気になります。 自分の影が最も小さくなる、自分が立っている場所以外には自分の影を落とさない、そんな正午だけが味方なのは何故なのか。 浅薄な解釈は控えておいた方が良さそうです。

0
妻咲邦香
m.tasaki さんへ
(2023-07-24)

ありがとうございます。読み解かなくてもいいんですよ。読み解いてはいけません。そのまま受け取ってもらえれば。 一見厭世的でも、愛している気持ちはいっぱいなんです。少々口うるさいだけ、おかんみたいなものです。 私あなたのママじゃないのよ、これ人生で何回言われたことか。いや泣いてないです。

0
かずや
かずや
作品へ
(2023-07-25)

ここまで印象と重ね合わせた適切な言葉を重ねるのは、並大抵のことではできないぞと思いながら読みました。 情念を感じます。 私は「!」や「?」を極力用いないようにするのが好きですが、これはもうここまでされては黙って読むしかないなあと。 とても気持ち良かったです。

0
妻咲邦香
かずやさんへ
(2023-07-25)

ありがとうございます。以前もそれ誰かに指摘されて、そうかと思ってしばらく意図的に使わないでいたんですが、なんか違うなと思って、それからは気にしないようになりました。合う合わないありますね、そういうの。特に私みたいな癖のある書き方の場合は。でも常に意識はするようにしてます。それが正解かどうかは別として。

1
田中宏輔
田中宏輔
作品へ
(2023-08-01)

時々風が見えてしまうことがある うらやましい。

0
いのなかのい
いのなかのい
作品へ
(2023-08-01)

あれこれと決められてしまう、あるいは分別されてしまう世界に対し、曖昧さの中に揺蕩っていたい感情をうたった詩だと受けとりました。不思議な表現だけれど何ともいえない悲しさややりきれなさが伝わってきて、最後にタイトルが回収される形で表れたところは本当に凄いな、と感じました。

0
妻咲邦香
田中宏輔さんへ
(2023-08-03)

いいでしょー。。特別なサングラスをかけると見えるんです。高円寺のビレバンで1800円で売ってた。

0
妻咲邦香
さんへ
(2023-08-03)

グミにしようかゼリーにしようか迷ったのですが、昔駄菓子屋に売ってたコーラグミが好きだったのを思い出して、ここはちょっと忍びないと思ってゼリーを身代わりに差し出した次第です。

0
妻咲邦香
いのなかのいさんへ
(2023-08-03)

私も何書いたのか忘れちゃったので、言われてみてそういう内容だったのかあ、と思って今慌てて本文を見に行ってなるほどと思って感心してたとこだったんです。そうなんです、悲しくてやりきれなくてフォーククルセダーズなんですよ。タイトルも一応回収しとかないとね、自治会長に怒られちゃうんでそこはね、きちんと近所迷惑にならないように。

1
妻咲邦香
さんへ
(2023-08-03)

こちらこそはじめまして。清き一票をありがとうございます。 情念というか怨念というか因縁というか、なかなかこう築き上げていくのは大変で、耐震構造も気にしなくちゃならないし、フラット35は残念ながら審査で落ちちゃったのであとはもう銀行に泣きつくしかなくなっちゃったんですよね。 頭脳が柔らかいのはたぶん、最近とにかく暑くて冷奴ばっかり食べてるせいだと思うんですよね。頭ん中全部豆腐になっちゃった。ゴマダレがおすすめ。

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田中恭平 new
田中恭平 new
作品へ
(2023-08-03)

ぐいぐい引き込まれてしまってどこへ連れていかれるんだろうと思ったら地獄でした。 あっ、ネタバレしてしまいました。すいません。 さいきん、病み上がりなのですけれど、思えば、日常ってそうだったな、と思ったり 良いのか、悪いのか。ともかく、手腕、にやられましたね。 今音源探せないですけれど、レディオヘッドってバンドのブンブン低音が鳴ってる・・・ なんだっけ失念しましたけれどダークなね、音楽をかけながらまた通読したいと 思います。気になったところが出てきたらまた書きます。

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妻咲邦香
田中恭平 newさんへ
(2023-08-03)

地獄ですよ地獄。くだらない駄洒落ばかり言ってたら地獄に落ちるんですよ。神様はちゃんと見てるんですよ。 レディオヘッドはよく知らないんですが、あいにく私は横浜銀蝿派なもので湾岸通りをバリバリなんですよ。そんで「よこはまぎんばえ」と打ち込んで何で一発で変換で出て来ないってちょっとそれどういうこと?ってクレーム入れようと思ってたとこなんです。またぜひ、ブンブン言わせてください。15の夜、盗んだバイクはメルカリに。

1
葉月二兎
葉月二兎
作品へ
(2023-08-04)

隠居が偉そうに言うのもなんですが、ここ1ヶ月くらいここの作品観てきたけど、 妻咲さんが一番今後伸びそう。現在の作品に満足しなければ。 そんな雑感です。作品へのコメントでなくてすみません。

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妻咲邦香
葉月二兎さんへ
(2023-08-04)

ありがとうございます。ちゃんと名前を出して投稿してるとこういうことを言って貰えることもあるんだなとわかったので、これからは名前を出して、あんまりふざけたのは出さないようにしようと思いました。とはいえ、ふざけたの出せるのってここぐらいしかないから、どうしようかな。私にとっては貴重なオアシスなんですよね。

0
エイクピア
作品へ
(2023-08-10)

おはようと言えない朝というのが示唆的です。何があったんだと。内容を空想させられるからです。「そして今日も」からちゃんと詩の中では意は尽くされています。しかし地獄の意味を考えるとき、そんなに簡単に判断してはいけないと思うのです。

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妻咲邦香
エイクピアさんへ
(2023-08-11)

特に何があったというわけではありませんが当たり前にあった日常が誰のせいでもなくずれてしまうということはあると思います。どうしてそうなってしまうのかというとそれが地獄の解釈、そこに繋がります。この詩の主人公は何かが欠けているようです。しかもかなり大きく。

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