白猫 - B-REVIEW
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白猫    

眠たい白猫が誘う チョコレートコスモスを頂戴 瓦礫と廃墟の世界で チヨコレイトと叫んでみる 繰り返される言葉の狭間で僕らは何億回のキスを送ればいいのだろう 終わらないまだ終わらない夏を 錯覚と答えればいいのだろうか さもなくば全て沼の中トプトプ またはチャプチャプ 足を取られないように気をつけて 透明な雪が夏であったように薄靄の雨が降る、降る時、降れば もうすぐ秋だと蜻蛉は言うけれどまだ暑くて朝晩は少し涼しくなってきたけれど ほうら見て猫が蜻蛉を追いかける ヒュルリラ飛んでどこ行く風よ 石の影、水の底 潜む魚の鱗が光る ギラリギラリ まるで猫の目みたいに 目頭を押さえる眠れていない理由なんてないただ夜行性なだけ 眠たい白猫が誘う あなたが落としたのはこの銀の鈴? それともこの金の鈴? そんなことよりチョコレートコスモスを頂戴 くれたらあなたの望みを叶えてあげるわ 猫は首輪にチョコレートコスモスを飾りたいだけほんの思いつき 我儘な白猫の言うことを聞いてはいけない 爪を立てられる前にさあ引き返せ だけど猫は言う 何でも叶えてあげる ほら、頂戴?



白猫 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 18
P V 数 : 1934.6
お気に入り数: 1
投票数   : 4
ポイント数 : 0

作成日時 2023-09-10
コメント日時 2023-10-11
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2024/05/12現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント00
 平均値  中央値 
叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合00
閲覧指数:1934.6
2024/05/12 10時27分38秒現在
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    作品に書かれた推薦文

白猫 コメントセクション

コメント数(18)
m.tasaki
作品へ
(2023-09-10)

こんにちは。 チョコレートコスモス。 花色がチョコレートに似ているだけでなく、香りもチョコレートに似ているそうですね。 この詩では秋の象徴でしょうか。 だとしたら、そのチョコレートコスモスを欲しがる白猫は夏の象徴なのでしょうか? 「透明な雪が夏であったように薄靄の雨が降る」 という表現はとても新鮮ですね。 夏に想う雪は遥か彼方に虚しく浮かぶ、あえかな蜃気楼であるかのようです。 また、水の底に潜んで光る魚の鱗を猫の目に喩えたところも面白いです。 「我儘な白猫の言うことを聞いてはいけない  爪を立てられる前にさあ引き返せ」 とは何かの警鐘のようですが、何の警鐘なのか、それは受け取る人次第ということでしょうか。 不思議な感じの詩です。

0
きょこち(久遠恭子)
m.tasaki さんへ
(2023-09-10)

こんばんは。 本当は秋桜(コスモス)という単語を使おうかと思っていたのですが、チョコレートコスモスの花を思い出して不思議な色味だなと思いそれを使いました。そうです!秋の象徴の花です。 眠たい白猫は、この長くて暑くて蒸し蒸ししている夏と捉えていただいても良いです。本当に今年の夏は辛くて。 蜃気楼、遠くにあるのに近くに見える。幻のような世界観にしたくて、そう書きました。 最後のところ、警鐘みたいなんですね。 コメント嬉しかったです。ありがとうございました。

0
もじゃお
もじゃお
作品へ
(2023-09-10)

軽やかなリズム感が歩く猫の足取りのように感じられ、楽しく読ませていただきました^ ^ 最終連の展開がもったいなく、心の中で「ああーっ!」っと声を上げてしまいました(笑) 私としては、もう少し余韻が感じられる締め方で終わって欲しかったな〜と思いました。 散歩している猫を見て癒されてたら、止まりもせずに急に飛んで塀の向こうに行っちゃった感じです。 止まってから、ぴょんって行ったり そのまま歩いて行く背中を見ていたかった。。。

0
田中恭平 new
田中恭平 new
作品へ
(2023-09-11)

おはようございます。 白猫なのですよね、黒猫ではなくてね。 黒猫であったなら、書き手は魔女であって、小さな悪魔たる黒猫と 契約を交わす、なんてあると思うのですね。 しかし、白猫であって、その要求も、チョコレートコスモス。 大したものではこれはないとして、しかし願いを叶えてくれる──として これは天使が具体化したものとみていいだろうと思うのですね。 悪魔じゃなくて、天使としての白猫。 僕はスピリチュアルに疎いけれど、やっぱり天使付きな方って いると思うのですよ。 そうして僕には悪魔がついている、として非常に 羨ましいのですけれど・・・。 その何かテキスト─詩、のアンバランスさがあって それは他の方が言われた、さらりと終わっちゃう感じとか テキストとして読んだ場合に、それはもっと 「切り詰められる」として、ゴーイング・マイ・ウェイのちょこちさんにはすすめないですね。 で、まあ、天使としての白猫であるとして 天使としても、人間を惑わしているのだからおかしい──チャーミングである。 その萩原朔太郎の詩で猫が  おぎゃあ ここの主人は病気です だったっけ? それは悪魔な猫かもしれないですけれど あんまり猫っていいこと、仕事していないんですよね。 まあ仕事できる猫っておかしいですけれど。 なにかユーモアも感じられて、それはすこやかに味わうことができました。

0
きょこち(久遠恭子)
もじゃおさんへ
(2023-09-11)

こんにちは。 最終連のところ、「うわー!失敗だったのかー!余韻ね、余韻!!」とコメントを読んで言っていました笑笑 最後のところ、なんとなくああしたのですが、もう少し考えれば良かったのかなあと思いました。 コメント嬉しかったです。ありがとうございました。

1
きょこち(久遠恭子)
田中恭平 newさんへ
(2023-09-11)

こんにちは。 テキスト-詩がアンバランスなのですね。参ったなあ。まあまあかなと思っていたのですが、爪が甘かったかもしれませんね。 白猫=天使、かわいいです! そんな風に読んで下さってありがとうございます。 チャーミングと言われて嬉しいですが、もっとやっぱり考えれば良かったと反省しております。 うーん、難しい。。。 頑張ります。 でも、コメント嬉しかったです! ありがとうございました。

1
橙色
橙色
作品へ
(2023-09-11)

以前に三島由紀夫の文章講座的な本を読んだ時に、泉鏡花の文章が引用されていたのですが、その歌うように美しい情景を連ねて美しくないものには目もくれず世界を描写していく様子を思い出しましたね。文章が波のようにうねり、ひと息もつかせずに白猫の軽快な歩みの後ろを読者に歩かせ最終行まで誘ってしまう。そういう魅力、魔力を宿していて、「読む」体験が冒険やツアーのような目まぐるしい楽しさ、次々に飛び込んでいく美的情景を生み出している。魔法はある、そんなふうに思える作品でした。

0
1.5A
作品へ
(2023-09-11)

>透明な雪が夏であったように薄靄の雨が降る 筆者の方の澄んだ個性を感じる表現だと思います。ただ、すっと頭へ入っていかない複雑な違和感も感じました。透明な夏が雪であったように薄靄の雨が降る。個人の好みの話ですが、こちらの方が僕の頭には優しく感じました。 物語が紡がれる舞台、瓦礫と廃墟の世界(そのように仮定しますが)、この瓦礫と廃墟の世界についての背景描写がもう少し欲しかったと思います。適切な例えではないですが、支柱だけがわずかに残された古代神殿とか、むき出しの岩肌に見えるシーラカンスが気になる白猫とか、ほんの少しの具体性を詩の中に入れられてもいいかと思います。筆者の方が思い描かれる世界を、登場人物の立ち位置とともに、可能な範囲で補足(可視化)することで、読み手の想像も深まり、人物たちの体温や息づいは鮮やかに際立っていくことと思います。

0
きょこち(久遠恭子)
橙色さんへ
(2023-09-12)

こんにちは。 泉鏡花いいですよね。私も好きです。褒めていただきありがとうございました。恐縮です。 リズム感が出るように配慮して書いたので、気付いて下さってとても嬉しいです! コメントありがとうございました。

0
きょこち(久遠恭子)
1.5Aさんへ
(2023-09-12)

こんにちは。 雪と夏、逆にした方が良かったですか!そうですね。その方が分かりやすいかもしれません。 可視化する表現、うーん。もう少し考えれば良かったかもです。 詩は難しいですねー汗 コメント嬉しかったです。ありがとうございました。

0
1.5A
きょこち(久遠恭子)さんへ
(2023-09-12)

>雪と夏、逆にした方が良かったですか!そうですね。その方が分かりやすいかもしれません。 ごめんなさい、言葉をお借りして、最小限の文字を勝手に動かしただけですので、あまり気にされないで下さい。「透明」と「雪」という言葉が僕の中では同義なイメージで、「見えない」「透明人間」みたいな感じでしょうか。でも、「透明な雪が夏であったように薄靄の雨が降る」という様な表現が詩中に点在することで、詩が、詩であろうとする時間が長くなっていく、そんな気もします。 「瓦礫と廃墟の世界」という一文を抜き取ってしまうのも手かと思います。この箇所だけ少し現実感があるので、そうすることで幻想的な世界観を保つ、それもありかと思います。 >詩は難しいですねー汗 そうですよね。書きながら分からなくなってきます。ちゃんと書けてるかなって。でも詩を書いている間、書いている自分が一番面白い時間を過ごしていると感じられたら、それでいいと思います。その楽しさが少しでも詩に反映され、そこから「少し」の欠片ぶんだけでも他の方に伝われば、これ以上幸いなことはないかと僕は思っています。

1
きょこち(久遠恭子)
1.5Aさんへ
(2023-09-13)

こんばんは。 丁寧なコメントありがとうございました! 詩を書くのは楽しいです。考え込んでしまう時もありますけど、それも楽しみのひとつかな。その楽しさが少しでも伝わったら確かに嬉しいですよね。 再レス嬉しかったです!ありがとうございました。

0
きょこち(久遠恭子)
さんへ
(2023-09-13)

こんばんは。 確かに「眠たそうな」ではなく「眠たい」にしましたね。たぶん、リズムが良かったからそうしたような気がしますが、捉え方によってはそうなりますね! 視点がブレてますか。なるほど。でも、曖昧な夢見心地とも仰っていただき感謝です。 なんか、この詩は一気に書いたのでもう少し考えたら良かったのかなとも思います。でも、考え過ぎると頭が混乱してくる時もあるのでバランスを取りながら書いていけたらと思います。 コメントありがとうございました。

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Yeji
Yeji
作品へ
(2023-09-13)

チョコレート好き

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きょこち(久遠恭子)
Yejiさんへ
(2023-09-14)

チョコレート美味しいですよね。 コメントありがとうございました。

0
きょこち(久遠恭子)
さんへ
(2023-09-14)

こんばんは。 素敵な感想をありがとうございました。私はいつも眠いので、そしてこの詩を書いた日は特に寝不足だったので、不眠のことを白猫に例えていたのは当たっているかもしれません。 あまり、レトリックやメタファーなど理論的なことが分かっていないのでそんなに褒めて下さり、恐縮です。 でも、良いと思っていただけたなら嬉しいです。 不思議の国のアリスは面白い作品ですよね。ちゃんと読んだことないんですけど汗(ディズニーにしか見たことないかもしれません。) 児童文学におけるファンタジーの掟は、知りませんでした。行ったらちゃんと帰ってくる。大事ですね。 なんだか、何も知らなくてすみません。コメントありがとうございました。とても嬉しいです!

1
エイクピア
作品へ
(2023-10-10)

チョコレートコスモスが象徴的でした。繰り返されるからではありません。この詩の中で重要な位置を占めていると思うからです。白猫は重要なキャラですね、この詩では。これも何度も出て来るからではなくて、この詩の中で確かな地歩を占めていると思うからです。飾りたいと言う思い、思いつきとは言え、何かはっとさせられるこの詩の瞬間だと思いました。

0
きょこち(久遠恭子)
エイクピアさんへ
(2023-10-11)

こんばんは。 ただのコスモスでも良かったのですが、なんだか美味しそうな花の名前だったのでチョコレートコスモスという単語を使いました。 白猫は、なんだかふわふわしていて夢見てるみたいな感じがしたので白猫にチョコレートコスモスを付けたら可愛いかもという本当に思い付きです。 それでも、猫はイタズラ好きなのでなんだかこんな詩になりました。 感想嬉しかったです。ありがとうございました♪

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