作品投稿掲示板 - B-REVIEW

もなか


投稿作品数: 3
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B-Reviewerの燈火

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be

2017-10-17

ゆくえ

2017-10-08

そのつぎ

2017-09-28

yさんへ (be)

2017-10-17

読んでいて、なんだか切なくなりました。 まりもさんの仰るように「詩の素材」でとどまってしまっている気が、わたしもします。 なんだかとてももったいないような、けれどもこれはこれで眩しいような。 詩を書いていて、その時期にしか書けないことと言うのはたくさんあって、でも技術や表現が拙くて伝えられなくて、批評の俎上にも乗せてもらえないような、そんな時期を思い出しました。(個人的な話で申し訳ないのですが) なんだかとても気になる、作品でした。 触発されて、といったらなんだか恥ずかしいのですが、似たような主題で書いた、わたしの昔の作品を投稿しようと思います。読んで頂けたら幸いです。 (次の日の嘘つき)

2017-10-17

アスキーアートという日本独自の言語を使ったクリエイトがあります。 わたしにはそっちの方がより芸術(ああ、藝術でしたね)だと思います。 スクロールという指向性には共感できます。 現代詩と言われる幻想の「現代」の脆弱性に改めて気付かせて頂きました。 言語を愛す、のは大切な動作ですね。 (魚と鳥と兎と すクロール〜TOTO-to-TO-to-TO-to すCrawl〜)

2017-10-17

この作品において優れているところは最終2文 >針が折れ、熱に溶けても、痕跡としての縫い糸は残る。その跡を辿る人は稀であるとしても。 に尽きると思う。 筆力があるない、の議論には触れない。前半部のクリシェの撒かれた日記、中盤部の思索、そこからの自己の再認識(自己への再帰)と散文の構成としてはとてもオーソドックスだと思うが、その中で提起された「手触りのある言葉」「肌感覚で捉えることの出来る事柄」を作者自身が調理した好もしい表現だと思う。 >針が折れ、熱に溶けても、痕跡としての縫い糸は残る。 「熱に溶けても」の主体が「針」なのか「糸」なのか読解を委ねているが、溶ける縫合糸と考えた時に、(作者の他の作品からの印象を引き継いでしまうが)帝王切開のイメージが立ち上がる。 「その跡を辿る人」は「詩」であり「読者」であり「子供」であり、と想像が膨らむ。 個人的な話だが、わたしはこういった表現を好む。身体性の立ち昇る様が好きだ。 まりもさん作品は(わたしにとっては)行替詩よりもこういった散文詩、あるいは随想の方が読みやすい。 学びになりました。 (縫い針)

2017-10-13

(もなか、ですます調やめるってよ) とても好きな作品。 読後の興奮のまま、簡単な鑑賞(あるいは感想)を書く。 景が次々と重ねられていき、最後に主観として落ちる。怪談の構造に近い作品だと思った。景の連なりを独特のリズムで送り、そのリズムを破壊していく。 読んていて快を覚えた。 個人的な好悪なのだが「立ち昇る身体感覚」が好きだ。 >足のうらの蛙だった 「ヴエッ、ヴエッと名前を呼ぶのは」からの流れ、聯を変えるのはあざとい感じもするが破調しているのでありだとは思う。 「ヴエッ、ヴエッ」という聴覚から「足のうら」に蛙がいることに気づく。その気づきによって描写にはない蛙を踏んだときの感触が想起される。「ヴェ」という音から「グニャ」や「グチャ」や「ヴェト」や「ヴィチ」など、濁点と拗音や小書きを使うような感触が立ち昇る。語弊はあるが詩的体験というのはこういったものを言うのではないかな、とも思う。 こういった身体に換喩的な表現を勝手に「立ち昇る身体感覚」と呼んでいるのだが改めてこの部分を読んで、秀逸と感じた。 第一連の「月」と「尽き」の掛詞は戯れ歌で使い尽くされた陳腐な表現だが、軽妙さと次連への興味喚起に成功している。 第2連が修辞が本当に素晴らしい。お手本にしたいくらいだ。 >重なる田んぼの衣擦れに 田園風景、見渡す限りの田んぼ、田んぼが衣摺れしているのではなくそこに何らかの動体が関与し衣擦れを掃除させている。見渡す限りのたんぼの景の中で、動く何かがあり、それは「田んぼ」という視覚的認識と「衣擦れ」という聴覚的、あるいは触覚的な認識を喚起し、この一文だけでも非凡だと思う。 >ぢくぢく西日の染み付いた 「ぢくぢく」の解釈は置くとして、「西日の染み付いた」は前行「衣擦れ」の「衣」にかかる。 「衣」の状態を表していると呼んだ。西日は赤く熱い。衣が赤に染まる様は血に染まるようで、それが「ぢくぢく」という描写にかかっている。傷を負ったかのような描写。再度「衣」にもどれば「衣擦れ」。衣擦れによってもたらされた傷口だ。「重なる田んぼ」を「次々と目の前に広がる田んぼ」と解釈すれば動体が「出血するほど」急いでいる、あるいは心理的な切迫感を感じているーーまるで何かから逃げるように、というふうにも読める。それは続く3行目4行目にもキレイに無駄なく引き継がれていくイメージの重層、まさに層雲だなぁと、何度読んでも惚れ惚れしてしまう。 このように、イメージを追っていくと字数ばかりが増えるので自重するが、坂多蛍子を読んでいるのような、ある種熱に浮かされた興奮があった。 他にも秀逸な点をあげるならば、第5連 >憶えているのか。 の「。」である。 前前行「できているか」前行「見上げているか」からの「か」止めにてリズムや音を整えてちょっとした破調「の」を挿入することで強調。さらには詩文中ここしかでてこない句点「。」が第1連初行の「お月さん」を再度登場させる伏線となっている。続く第6連に >月の撃鉄 と出ており、月=丸いもの(5連「。」で示唆されていたイメージ)が裏切られ、波状に月のイメージが強調される。 それが最終行 >だから口がないのさ に修練していくさまは見事としか言いようがない。撃鉄の形の月→三日月→黒目→にやりとした形に歪んだ口、本当に美しい連鎖だ。 (黒目=瞳孔、細い月のような瞳孔。ケモノのような瞳。怪談の手法を踏襲し、そこを最後俯瞰する。視点の移動や視線に捉えられたものの感傷的昇華が本当に素晴らしい) ささいなことではあるが、個人的に気になった点をひとつ。 第7連の初行 >とちの木の、さらに向こう は「さらに向こう」に「の」を付けて欲しかった。 「とちの木の、さらに向こうの」 この聯はきっと行揃えにこだわっているのだろうが、そのこだわりの価値はわたしには量れなかった。 それよりも音を重視したほうがよりこの素敵な作品の根幹に添えるのではないかと思った。 欲張らず、丁寧を磨くように詩作する、この作品に出会えてよかったと思いました。 こんな作品を書けるようになってみたいと嫉妬しました。笑  誤字脱字乱文失礼。 (層雲)

2017-10-13

コーリャさん お褒めいただきましてありがとうございます。 バランスを崩さないように研鑽していきたいと思いました。 技術に頼らない詩が理想ですが、いまはこの方向を進んで行きたく思います。 (ゆくえ)

2017-10-11

5or6さん 興味深い読みをありがとうございました。 濃い作品、ご期待にお応えできるか分かりませんが、頑張ります。 (ゆくえ)

2017-10-11

古式ゆかしい自由詩の筆致でおじいちゃんおばあちゃん詩人には好評なのかもな、というのが第一印象でした。 詩はいろいろな形式といろいろな世代の希求に浮かぶ、不安定な気球なのかもしれませんね。 言葉がもたらすイメージの速度感がいちいち殺されていく選語はきっと意図されたものなのでしょうね。イメージを説明していくと息切れします。中年のマラソンみたい。 そこに厨ニ的な表現 >指の隙間から漏れ落ち >肘を伝い 二の腕から闇の底に流れ >ああ だれか失われていくものを >その手で受けとめてください を忍ばせても、ああ上から目線なのだな、という悲しさで、肉体の実感を持てないのも劇性を拒絶する演出としては機能していると感じました。 わたしにとっては退屈きわまりない作品、けれどもたくさんの読者にはきっと好意をもって迎えられるのでしょう。 非常に勉強になりました。 (焼成)

2017-10-08

ホラー詩の作者でわたしが尊敬している方がいまして。 春日線香さんという方です。 もし興味がおありでしたら、一度お読みになられるのをオススメします。 詩集も出版しておられますが、たしか現フォにもアカウントがあったと思われます。 感想ではないので申し訳ありません。 (受験勉強)

2017-10-08

( )が眼球の象徴となっていて、さらにはその記号が出てこない巧さが非常に好感を呼ぶと思います。 ( )に代入される視点の如何に関して、その後の未来が変わっていく、なんて穿った読み方も出来るかもしれません。 最終聯の説明文くささが、それまでの詩行の楽しさを台無しにしているとは思いますが、 良いのではないでしょうか。 ニヒリズムを最後まで継続させ、飛躍させられたらな、と期待を込めて思います。 (受験勉強)

2017-10-08

まりもさん お読み頂きましてありがとうございます。 感じて頂く箇所がありましたこと、嬉しく思います。 F音という語彙を見てびっくりしました。わたしは多分、他の詩人さんと同じようにF音を用いて詩作しようという意図はありませんでした。F音は現代では特殊な音なので、上代の発音を読みへと飛躍されるその知識には驚きましたが(明らかにH音で記述したと考えていたので)その齟齬は否定させて頂ければと思います。 イメージがBBのような層を持つことを喜びとしています。 その点に関するお褒めを頂き、恐縮しています。 というか、ともかくまず褒めようとして頂いているお心遣いに篤く感謝いたします。 詩的な批評、ありがとうございました。 (そのつぎ)

2017-09-30

三浦果実さん お読み頂きましてありがとうございます。しかし、いささか辟易しました。 >これは素晴らしい作品。と個人的に思う。 この部分には素直にありがたく思います。 >詩はささやかであることを、私は好む。 あなたの好みはそっと自分の胸にしまっていて下さい。批評とは何の関係もないです。 それとも三浦さんは印象批評の大家でいらっしゃるのですか?それでしたら個人の印象を普遍化させるような論を展開して頂きたいと思います。 >オリジナリティについて一般的な錯覚をこの場で指摘しておきたい。 詩に対しての批判・批評ではなく自論を展開されるのでしたら、フォーラムで行なって下さい。 >前説が長くなったけれども 前説の意味をお調べ下さい。 >本作「そのつぎ」はオリジナリティがあり、大層でなくミニマリズムとしての詩の世界が表現された傑作だと、私は思う。 ここも素直に受け取ります。ありがとうございます。 >キュレーター外から敢えてプレッシャーをかけるとすれば、 フォーラムかどこかでやって下さい。 **** 結局、「良い」という印象評価の所以も曖昧で、作品鑑賞にかこつけた自論の展開は果たしてマナーガイダンスに則った発言でしょうか? 荒れると悪いので、再レスは不要です。 フォーラムか、ご自身のSNSアカウントでお好きに展開して下さい。 お読みいただいてありがたいという気持ちはありますが、体よく自論展開するための道具としてわたしの作品が扱われているような気もして、不快でした。 失礼しました。 (そのつぎ)

2017-09-30