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夢野メチタ


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投稿者の燈火

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営巣

2019-06-09

この詩を一読して感じたのは物足りなさでした。「たとえば、」でつながれるイメージの数々は懐かしさと秘匿性とが混ぜ合わさっていて心地いいですが、単発のイメージがポツンポツンと並んでいて、いまひとつ酔いきれない、もっと滑らかに飛躍させられるだろうと。 でも少し視点を変えて、例えば曲をつけてみたとすると、ぼくはこの歌詞に感銘を覚えるだろうと思いました。ひとつひとつのイメージが「~こと」と一定のフレーズを踏むことでより印象深くなるし、メロディがつくのであればセンテンスそれぞれのイメージは独立した方が却って心に刺ささる気もします。 あるいは朗読でも効果を発揮するのかもしれません。こういうアプローチも有り得るのだな、と感じ入りました。 (夢のはなし)

2019-06-25

特に5連目までがよかったです。短いセンテンスの中で視覚、嗅覚、身体感覚と、様々な感覚が凝縮されていてリズムもいいと思います。 >見る人いない >自分たちだけが 自分たちを見る この連は丁寧ではありますが不要にも感じました。前後の描写で十分に、大自然と対比した人の行いの儚さは伝わってくること、最終連でも「人知れず歩いていく」の一文があるためです。 (上富)

2019-06-17

南雲さん 丁寧にお読みいただき、また批評まで書いていただいてありがとうございます。自作の読まれ方に対して書き手として何か述べるのは、作品自体の可読性を制限してしまう気がして、あまりしたくないというのが本音ですが、せっかく書いていただいたので個人の感想として返信します。 書き手の私としては、時制のつながりや各連のつなぎ方、詩の仕舞い方に対して納得いってない点があったのですが、そこに対して破綻を感じていない(むしろ評価していただけている?)というのが意外でした。何かの偶然が作用して、うまい具合に連や行間の「空白」が埋まったのかもしれませんね。 書かれていない空白が読者によって自由に想像し得ることこそ、南雲さんのおっしゃるように「映画」ではなく「文字表現」だからこそできる文学的エッセンスの一端なのかもしれない、と浅い頭で考えた次第です。 ありがとうございました。 (「文学」って何?(第4回)(夢野メチタ氏『営巣』を読む))

2019-06-13