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B=REVIEW 2019年1月投稿作品 選評   

まりも 
作成日時 00:00:00
コメント日時 1 時間前

 

◆はじめに 2017年2月にサイトが立ち上がってから、最初は傍観者的参加者として、そして期待を込めた応援者として、サイトに関わって来た。一時、運営にも参加したことがある。ネットに疎い人間には、つくづく難しい世界だということも知った。 運営の方々の日々の尽力もあり、参加者同士の場慣れや思いやりの成果もあり、詩が真剣に読まれ、コメントが付き、作者との応答が生まれたりするという能動的な空間が安定的に「出現」する場となってきているように思う。 B=REVIEWが、これからどのように大きく変化していくのか。未知数であるが、楽しみでもある。ネット上でのやり取りから派生したリアルでの交流や交友、参加者が個人的に立ち上げる合評会やネットのグループトークによる合評会・・・などが、サテライト的に増えて、たくさんの「拠点」が生まれていくことを願っている。 文字だけのやりとり。対面の合評では、ノンバーバルコミュニケーションがその場の空気感を体感させてくれる。「忌憚なき」発言をした人がいても、その場の様子でフォローに入る場合も、むしろ楽しく?「観戦」する場合もある。作者が傷つかないか、ということ以上に、その場にいる人が、そのやり取りや応対を見ていてショックを受けないか、ということも、対面の合評会では「肌」で感じることができる。 リアルタイムである、ということも大きい。すぐにその場で誤解を解いたり軌道修正したり補正したりする必要性に気付くことができる。時間差が「憶測」や「疑心暗鬼」を呼びだし、修復の難しい罅を入れてしまう、ということもある。早い段階で気づき、軌道修正を図れるか、否か。 時間差が生まれるネットの投稿の場合、見えない他者を、いかに想像力を働かせて「実感」できるか、ということが大切になっていくのかもしれない。そして、その想像力を養うものもまた、詩を読み、そして書くという行為を通じてである。 ◆ひとこと選評 @桐ケ谷忍 「泥」1/1  心象を表現する比喩の力が、体感に基づいているのでリアルに追体験できる。多くの読者の共感を得るだろう。もっとも、そのリアルさを追求しようとするあまり、行為の表現に気持ちが向かい過ぎて、情景を読者に示すという客観性から遠ざかっているところもあるかもしれない。自分自身を突き放してみる、という練習のためにも、時に俯瞰的な位置から作中の登場人物を眺めてみる、という視線を想像することも有効かもしれない。 ・仮名吹「失業したロボット」1/1  資本主義経済にとって、一番儲かる商品は使い捨ての消耗品である。人が「人材」と呼ばれ、労働力として計量化され、効率の名のもとに使い捨てられるようになっていくとき、私たちは「自ら作り出したもの」に、復讐されるに相違ない。介護が「儲かる」と考えた悪徳商人が、人間の欲望に応じて殺人兵器を作り出し、その兵器を処分するために、また新たな兵器を作り出して売りつける。現代社会の縮図。 ・穴秋一「打電」1/1 未来の話なのに、打電というアナクロニズム。デジタル全盛の時代であるからこそ、「写るんです」が重宝される、という人心の不思議にも通じる志向かもしれない。最後の転換が小気味よい。 ・沙一「ナイフ」1/1 型を作り出すような言葉の選び方、象徴的なイメージや対句の多用、儀式的な情景や命令形の多用などによって、力強さや緊張感を醸し出すことに成功していると思う。他方、全体がドラマティックな緊張感を持ってしまい、中心テーマがかえって後退して見える難がある。 @galapa 「天啓から遠く」1/1  庭先に放たれた鶏の景が浮び、そこから「猿の眷属」と大げさに堅苦しく表現することによってユーモアをにじませなつつ、裸の男女の姿が見えてくるあたりの展開がユニーク。文明圏からの離脱もまた、ある種の「失楽園」なのかもしれない。 ・stereoteype2085 「気分はもう、最後の戦争」1/2 バベルの塔とは、ネット社会における個室、であるのかもしれない。仮想空間では全世界を見下ろすような位置に立つことができる。人間を規定するもの、自由を阻害するもの、社会的圧力、そうした外圧との戦いが、語り手にとっての「戦争」であるらしい。それは自らとの戦いでもあり、世界への挑戦でもある。家族のため、という大義名分を掲げての「戦争」を主張する「父」を、語り手はエゴイズムであるとして打ち殺す。父殺しのテーマと戦争の性質を問う姿勢とを重ねていく意識に惹かれた。 ☆仲程「Fuoco Intrappolato/閉じ込められた火との約束」1/2 読み心地の良さは聞き心地の良さ、でもあるのだろう、文体が自らのスタイルを持っている。自然に流れている。情熱の発露を火の鳥の羽ばたきに重ねていくのか。青春期の青臭いような情熱、あるいは義憤に近いような燃え盛る思い。その存在を忘れるな、と呼びかける歌のように感じた。 ☆帆場蔵人「冬の幻視」1/2 「蜻蛉がつぃーつぃーと」・・・音の響きからtweetと重ねてイメージした。表層的に、写真や短文が薄い一葉となって拡散されていく世界。その美しいけれどもどこか冷え冷えとした世界で、体温のある言葉を、目に、耳に、人の心に、届けることは可能か。そんな問いかけが、背後に響いている気がした。 ・所謂「ふわふわ」1/3 ふわふわ、という好意的な質感を予感させつつ、不安定な平均台を歩く景が描かれる。綱渡りをするほど、世間を「わたっていく」ことは厳しくも不安でも無いにしても、風がひとふきすれば容易に転げ落ちてしまう不安定さを持っている。擬音や擬態語がニュアンスを醸し出している反面、直情的な素直さにつながっているようにも感じられるので、擬態語が生み出す心理状態を、比喩で表すとしたら・・・というような実験を試みてほしい。 @岩垣弥生「冬の魔物」1/3 一連目の舞台設定が、詩的なレトリックに傾き過ぎているので(ほぼ一行ごとに洒落た比喩やカッコいい表現が入っている)少し肩に力が入り過ぎているというのか、軽さやきらびやかさの割には力みが見えてしまうのが残念な気もしたが、二連目から生き生きと物語が始まっていく展開に惹かれた。ワッツの「希望」という絵の少女を思い浮かべつつ。壊れた信号が「残された力」のすべてを注ぎ込んで、見つめ、守りたいもの、という切実さに、読者は自然に感化される。 @あいこ「かぶりもの」1/3 仮面、ペルソナ、と書くと固いイメージになるが、かぶりもの、と記されるだけで、ぬいぐるみのような柔らかさを想起する。単語の持つ力を改めて感じた。幸福な一面しか見せないSNS上の交友関係。仮面を脱いで、自らの気持ちに素直でいられたらいい、そんな願いを綴った作品であるように思った。 ☆かるべまさひろ「ダダミラクル」1/7 「鬼」は欲望だろうか。大人になるために、大人である、ために、自らの夢や希望、やりたいこと、したいことを抑え込んでいる間、鬼、は小さく縮んでいる。僕と君、とあるが、現実の僕と理想の僕との睦みあい、であるようにも思った。一人寝の夢の中で充たされる、はかない充足。その自閉的な世界からの独立が意味するものとは・・・。切り替えと構成が見事。 ・みうら「三島由紀夫が好き」1/8 恋人同士の微妙で誘い合いながら控えあっているような関係性を、適度な飛躍と幅を取りながら進んでいく前半と、固有名が無防備に取り出されてからあとの、乱暴に言葉を置いていくような後半の落差について考えた。身体でしかとらえられないことを得ようとする丁寧さと、体の喪失を願う虚無感が裸出する性急さとの対比か。 ・羽田恭「今日の豊穣」1/9 色彩で鮮烈に描かれていく。混沌を牛は超越しているのか。あふれ出す、ということは、不要なものを放出することでもあるわけだが、要/不要、清濁を決めるのは人間の側であって、あふれさせ、与える側ではない。創生神話の中で、排せつ物が食べ物へと変容する不思議を歌ったものが多数あることに通じるものがあるかもしれない。糞尿もまた、植物の糧となる。 ・ふじりゅう「消火器の裏」1/10 題名がユニーク。腹蔵なく話をしよう、というような表現があるが、隠しごとなく話をしよう、というような意識を感じた。「僕はプルトニウムで人間」という、ある種、舌足らずな表現が読者を困惑?させるわけ、だが・・・人間が生み出した(呼び覚ました)人間には扱い切れない、命を死滅させる力を持つ物質。缶コーヒーを開ける、つかの間の幻想と、開けてはならぬ蓋を開けてしまった、という取り返しのつかなさ、缶コーヒーに脳を移植するというようなナンセンスを持ち込みながら、何億年の命の果ての旅路がこれか、と歎息している語り手の姿が見えるような気がする。 ・左部右人「腹痛」1/10 身に馴染まない言葉を飲み下すときの、胃腸の不調。故郷から離れて一人暮らしをしている設定の語り手が抱える孤独と、社会でさらされる飲み下しがたい言葉に痛苦を覚えている感覚とがリンクしているように思う。 ・蔀県「触る」1/14 詩を書く、あるいはイメージするとき、思考や感覚を具体的にとらえたいと願うことがある。目で触る、耳で触れる、そうした体感的なとらえ方が、論理を超えて体に響く言葉に結びつくのではないかと思う。詩を書こうとする、その日常を観察した作品と読んだ。 ・およそ紺にて「落ちるものたち」1/16 ネット空間に馴染んだ世代は、「わざわざ本を買って」ということになるのかもしれない。情報化された文字と、紙という物質を通じて伝わってくる言葉と。月のように形の変わる、落ちる言葉、感情の起伏の激しい言葉を、拾い上げた愛玩的な対象に「押しつける」というあたりに、語り手の孤独が表れているように感じた。短いながら、言葉の選択がよく吟味されている。 ・なないろ「他人の人生を笑うな」 短文を重ね、動詞を重ねて作り上げる、きびきびした文体。自分で自分を笑い飛ばすエネルギーも内蔵させつつ、「空間を埋めながら/声も出さずに」笑う、という不気味な開き直りのようなものが、肯定的に作用している。命令形だが、自身に呼びかけている叱咤激励の言葉であるようにも読める。 ・Sunao Radio「ウィリー」1/16 流れるような文体の美しさに惹かれた。猫と人が不可分に溶け合っていく。君、と僕との距離感は、意識が「僕」に向かわないことの寂しさと連動している。「ずいぶん昔」に君が猫を見つめていた折には、「君」の「猫」への憧れがあったのかもしれない。今は、「君」が猫のようになってしまって、「僕」から(人から)距離が離れてしまっている。 ☆るるりら「ゆび」1/16 人を指す、ということと、人をなじる、非難する、ということが連動している。ならば、人を指す(射す、刺す)のではなく、希望を、夢を、憧れを指す指を持ちたい、いや、自分自身に、既にその「人を刺さない指」は備わっていた、ひそかに、靴の中、靴下の下で・・・自制と自発(自己啓発)を伴う作品は、えてして教訓的になりがちだが、最後のユーモラスな終わり方なども含め、教訓ではなく発見に留まっているところで、押し付けがましさから逃れているように思う。緩やかに広がりを持つ地平への期待を想像させる、豊かさを持った作品。 ・Yuu「フィロソフィー」1/17 「アリフレマジック」・・・ありふれた生き方、普通の生き方、それが生きる「哲学」なのか。同調圧力への、柔らかな抵抗。人の量産が始まる、出荷される、というフレーズと、フレッシャーズスーツに身を包み、黙々と企業説明会に向かう若者たちの姿が重なった。 調子の良さに流れているきらいもある。 ・こうだたけみ「夜明けに蝶のとどく」1/19 題名から詩がイメージされていくところが素晴らしい。一息に語り下ろすような言葉のつなぎ方、流し方、整え方。ノイズのちりばめられた一日。蝶…ポエジーが飛来するか否か。一日の時間の過ぎる速さ、空疎さに比べて、実体のある蝶の印象。 ・agath「木の舟」1/19 うつろな小舟を人の体にたとえる、あるいは寝台、棺桶になぞらえる。その中で繰り返される陶酔の営み(生命の生産ではなく、快楽の為だけに行使される忘我)緩やかに長く流れる時間を永続性の中でとらえたいということなのかもしれないが、クライマックスをむかえないまま抱き合い続けているような冗長さも感じた。 ・kikunae「失われていく、」1/20 電線に呼びかけるという童話風の始まり。交換ノートなど学生時代を思い出させる小道具、カブトムシは子供時代の思い出だろうか。(子供時代が)既に「五年も前に、」失われた、というよりも絶滅した、そんな強さで奪い取られているように感じた。「世界は静かに特別を失って」いる。それこそが、童心(ワクワクと心が躍る、新鮮な感動に満ちた世界)の喪失、その実感なのだと思う。 ・夏生「午後の電車」1/21 一定のリズムで刻んで一句詩行。本文だけ読むと眠くなるような感覚も覚えるが、午後の電車にガタンゴトンと運ばれていく、そのリズムが醸し出す眠さでもあるのだと思う。丁寧な観察が光るが、白線が「やせ」ている、鳥は「ニセモノ」、明日の顔した(馴染まない、よそよそしい)「過去」、「酷のあるゴッタ煮」など、その感覚が必然であったのだとは思うが、寡黙であるがゆえにその必然性が今一つ伝わってこないもどかしさも感じた。 ・5or6「消息」1/25 散文というのか、記録文という文体だが、「ごめんね、と一言だけつげた」「野菜を食べなかったからだ~一番励ましたい人に辛く当たったりした」といった、実際にあったに違いないリアリティーを持った言葉が、むしろ詩語として突出してくるように感じた。 ・社町迅「ハクセキレイ」1/26 「夢去り」という古風な歌い出し、「寝具潰れている」という訥々としたリフレイン。許されざる恋の顛末だろうか。それでもなお、「あなた」の「覚悟」を放り投げてでも「あなたをやわにひさいでいる」「男の重み」は、男の悲しいさが、であるのかもしれない。 ★スミカゼイツカ「白い世界」1/26 安定したリズム、手のひらからあふれ出す水(涙の喩か)。言葉を使いこなしている感覚と、廃墟と化した心象風景を彷徨い歩く感覚。その廃墟を流してしまう、という行為は、過去との決別ともとれる。踏みしめて、かえって生を感じ取るという生きる方向への志向。すべてが白く洗われた風化した世界であるがゆえに、廃墟だが清浄さを感じさせる。自分もまた、その白い砂の一部になるということを知りつつ、生きている今を確かめようとする意識、化石となった心臓が再び拍動を繰り返すのを願うような、再生への祈り。風化したものへのオマージュと再生を祈りながら、詩的彷徨を続けようと意志する作品だと思う。 ・北村灰色「赤いドレスの少女だった君へ」1/27 色彩が鮮やか。水の中の葬列、沈黙の地下鉄、いずれも死者を運ぶ列。世界は劇場、その中で鮮やかに演じ、去っていく人影を映像として追う、カメラの冷徹な視線を感じた。 ◆推薦 @桐ケ谷忍 「泥」1/1 @galapa 「天啓から遠く」1/1  @あいこ「かぶりもの」1/3 @岩垣弥生「冬の魔物」1/3 ◆優良 ☆帆場蔵人「冬の幻視」1/2 ☆仲程「Fuoco Intrappolato/閉じ込められた火との約束」1/2 ☆るるりら「ゆび」1/16 ◆大賞 ★スミカゼイツカ「白い世界」1/26


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帆場蔵人 (1 時間前):

優良への選出、ありがとうございます。継続の励みにいたします。

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一月作品 [フルキュレーション]投稿作103 推薦4 優良3 大賞1  黒髪による   

黒髪 
作成日時 2019-02-12
コメント日時 2019-02-12

 

◆面白くて、強く意味があると感じられる一月の作品は三分の二ほどでした。 その中で、推薦、優良、大賞はだいたいすんなり決まりましたが、三つの賞で、ほとんど優劣はないと思いました。一線に並んで、良い詩と思われました。 大賞 ★「木の舟」agath 木の舟の中を宇宙にして、二人は身を横たえる。その時間に、重さや魂についても考える。そして、稼ぎや生活の邪魔することがない、一生のことを、想う。生まれてきた意味を果敢に描いておられると思いました。 https://www.breview.org/keijiban/?id=2890 優良 ★「2020.4.19ピエロの走り書き」stereotype2085 近未来感がかっこいいと思いました。戦うために生まれたのか、と問わせる気持ちよさが、縦横しています。 https://www.breview.org/keijiban/?id=2919 ★「 OR 1 = 1 -- /*悪意のあるソフトウェアによる攻撃を検知しました*/」かるべまさひろ 記号の意味はよく分かりませんでしたが、スリリングな面白さを感じました。 https://www.breview.org/keijiban/?id=2891 ★「消息」 5or6(ゴロちゃん。) 重い話です。軽い気持ちで描くのはもちろんできないことでしょう。野菜を食べなかったからだと、妻に怒ったりした、に代表されるように、リアリティを感じさせる文です。書き方、時の表し方に工夫があると思います。 https://www.breview.org/keijiban/?id=2907 推薦 ★「点子ちゃんだよ」るるりら 優しい心と強い心が、黒猫の形を通って伝わってきます。壮大な宇宙を書いておられ、時間を超えた存在が印象的でした。 https://www.breview.org/keijiban/?id=2923 ★「ダダミラクル」 かるべまさひろ 鬼の存在を始め、どこにもないものが、詩として現れたという感じを受けます。感情を掻き立てる描写です。人生を見通そうとすると、きっと、こんな風に悲しみが待っているという気がしました。 https://www.breview.org/keijiban/?id=2861 ★「ハクセキレイ」社町 迅 簡素な冬の景色の情感をうまく使われていると思います。人としての感情、愛情を、巧みな比喩のような描写で表しています。 https://www.breview.org/keijiban/?id=2908 ★「いつまでもあいさつをしてゆく「上段スマフォ版下段パソコ版」 環希 帆乃未 大変面白い試みですね。全体として、メッセージは、ふわふわしている、しかしその芯は非常に硬く通っている、そのギャップの面白さ。一気に目に入ってくる言葉に、圧倒される個所もあります。 https://www.breview.org/keijiban/?id=2824


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るるりら (2019-02-12):

推薦していただきありがとうございます。感激しています。なんだか元気がでてまいりました。

黒髪 (2019-02-12):

るるりらさん 元気になっていただいて、るるりらさんの才能を、生きることを、はつらつとやっていかれることの きっかけとなれたら、とても嬉しいです。

環希 帆乃未 (2019-02-12):

黒髪さんフル選評お疲れ様ですとありがとうございます。文学極道さんの所と、ビーレビさんの所では、提出する作品を変えていきます。ビーレビさんの所では、評付けがありますので、一か月一作投稿を目指します。推薦作への選出を励みにして参ります。黒髪さん、ありがとうございます。

黒髪 (2019-02-12):

環希 帆乃未さん コメントありがとうございます。(遅れましたが、るるりらさんにも) どう変わっていかれるか、に大きな興味を持っています。詩をどう書くか、という点では、 自らが世界に答えを求め、それを答えるということが、多くの詩人のすることかなと思います。 知りたいことこそ、詩の原動力だと思っています。環希さんも興味多い人かなと思っています。

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【フル】かるべまさひろの選評<2019年1月分>   

かるべまさひろ 
作成日時 2019-02-08
コメント日時 2019-02-09

 

はじめのあいさつ  このフル選評もぼちぼちでしょうか。  最近、初めて対面での詩の合評会?に参加しました。  ビーレビューは僕にとっては限定的なタイムマシンのようで、  対面もこちらも気持ちの面で差異をあまり感じなかったです。  コメントを他の人に委ねてしまうのは  電話を出る前にはいはいと返事をしてしまうような。  いずれにせよ、いろいろな人間や態度があることは変わらず、  それでもまさか話ができる人と巡り会えるとはと  感動することを毎年繰り返している。  かるべは消えることを知らない。 <選評>  かるべは未だに詩情という語を忌避しています。  だから少し分析的に  1月の作品について  掘り下げると  可読性と自己表現のあいだを  狙う経験が少なくて  立ち位置に迷っているのが表れているものが  多かったかなと。 【大賞候補作】 地異ミコ エイクピア 1月31日 【優良作】 ゆび るるりら 1月16日 消化器の裏 ふじりゅう 1月10日 あまてらす 沙一 1月8日 【推薦作】 該当なし ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 大賞候補 地異ミコ 1月31日 エイクピア氏の作品を読むには 自分の知識量が足りないことがいつも前提になる。 それだけ語に対して正確さが高いし、 調べて学ぶ面白さもある。 今作…より半年前ぐらいからか 「文脈」や「物語」、 作者がこうまとめたいという意識を感じ始めた。 "放棄”が持ち味だったのだが、 "想像力への刺激”が主体になってきたような気がする。 地異ミコについては 卑弥呼を連想させられた。 "放棄”は「私」が「釣り」に行くところだが、 「思い出す」・9/10行目のリフレインで それを掬う。 そして着地の部分が全く突飛になっていない。 刺激された想像の内容は、 豊かで、ここで物語が終わってくれない。 「無くてはならない存在」など 気がつけば誰にでもあるせいなのだ。 https://www.breview.org/keijiban/?id=2924 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 優良作 ゆび るるりら 1月16日 思い出すのは「指差すことができない」。 タイトルが素直すぎるのがやはり気になってしまった。 内容はさすがるるりら氏の詩で 丁寧な流れが行き渡っている。 触感としての温度と関係としての憎しみを「指」や「ゆびさ」す動作で結ぶとき シンプルな構造でとっつきやすいが 「あしのひとさしゆび」という存在が 発見として明示されていてとても適切。 それでもこの詩はその発見では留まらず、 構造と語の選びで、態度まで示している。 受容と葛藤が読める。 https://www.breview.org/keijiban/?id=2884 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 優良作 消化器の裏 ふじりゅう 1月10日 「命がぼやける」の連がいささか淡白に留まってしまったか。 実験的に果たしてこの配置でよいだろうか この表現で受け入れられるだろうか そんなびくびくも感じるが テーマと関連しているため それがあえての上での効果も感じる。 https://www.breview.org/keijiban/?id=2869 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 優良作 あまてらす 沙一 1月8日 言っていることも表現も至極シンプル。 それでも「あまてらす」の一本勝負が豊かにしている。 https://www.breview.org/keijiban/?id=2863 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 推薦作 該当なし ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ おわりのあいさつ  現代詩ガチャ、なんか評判よいですね。  ビーレビの場合発案者が発明者で僕はよいと思っていますので、  プログラム担当ってことで褒めてください。  タグの説明とかガイドラインの整備とか  正直面倒ですみません。  春先にはまとまるんじゃね?笑  という態度も見せておきます。 かるべ


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沙一 (2019-02-08):

かるべまさひろさま 拙作を優良に推してくださり、ありがとうございます。 今作は、比喩などの添加物による味つけをせずに、素のままを書くことを心がけました。 かといってあまりに薄味になってもつまらないので、あまてらす——あまねくてらす という語のイメージでアクセントをつけましたが、その微妙な塩加減に注目してくださったようで、嬉しく思います。ありがとうございます。

かるべまさひろ (2019-02-09):

沙一様 コメントをありがとうございます。 いえ、こちらこそ勉強になりました。ありがとうございます。シンプル過ぎても伝わらない、というのはよく悩むので、とても絶妙だったと思いました。

こうだたけみ (2019-02-09):

ここ何回か連続して名前を挙げていただいていたので、名前がない!って思いました。じつは、結構プレッシャーでした。笑。解放された気分。過去作のストックもほぼなくなったことだし、今後は好きに書いて好きなように投稿しようって思いました。 現代詩ガチャたのしいです。 ただ、これいいなって思っても、古いものだとコメントをつけられないのが残念だったりします。今のルールではどうしようもないけれど。 いつもありがとうございます。

かるべまさひろ (2019-02-09):

こうだたけみ様 コメントをありがとうございます。 プレッシャーだったのですね…!それはうれしいです。 コメントは、まぁつけられるようにするか少し悩みます。Amazonのレビューみたいに時が過ぎていようがお構いなしみたいならありなんでしょうけど、コミュニケーションの側面があるビーレビューでもありますし… とはいえ僕個人の意見なので、 需要があったら応えてもいいかもですプログラマーとしては。前向きに。

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選評   

羽田恭 
作成日時 2019-02-08
コメント日時 2019-02-08

 

まず一言で。 味わい深い。 今月ワンポイントキュレーションで選んだのはalice1017 さんの「昇華」。 実はgalapaさんの「歳月」と迷いました。 「歳月」の日常の風景と溶け込む父の幻覚のような追憶が、とてもすばらしかったです。 悲しげな雰囲気もよかった。 それでも「昇華」を選んだのは、まず健全なる恋愛詩ということ。 大昔から形態としてはあったのにネット詩にはあまり見たことがなかったなと。 忘れられてた鉱脈かもと思いました。 また文章一つ一つがそのまま一行詩になりうる余韻を持っていると感じたのも評価したいです。 >銀紙に包まれたチョコレートがじんわりと溶けるように時は融解し >カーテンを閉める音が反響する。 ここが特に気に入りました。 alice1017さんにはこの方向性の作品をもっと書いてほしい。 邪かもしれないエネルギーも昇華すれば美しくなれる。 エネルギーがなければなにもできない。 またエネルギーの昇華をお願いします。


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【フル】かるべまさひろの選評<2018年12月分>   

かるべまさひろ 
作成日時 2019-01-07
コメント日時 2019-02-06

 

はじめのあいさつ  最近、運営の一人感が増していますかるべです!  ぽいっちょぽいっちょ☆ <選評>  12月は上手な詩が多い反面、  2018年になって詩を読むようになって、  自分のしきい値が以前と変わってしまったのも感じました。  もしかしたら、詩を一年間読まなくなって、  そのあとまた読み始めたら変わるのかもしれません。  批評というのは、本来そのような不安定な状態からは  離れた概念でなければなりません。  だから批評のプロからしたら、  ここで言うことは批評とは程遠い。  それは選評をするようになった4月からわかっていたことです。  しかし同時に、素人とプロというものに  何を拘る必要があるのだろうか、と  嫌になるほど考えさせられた12月でもありました。  詩のプロと認識されている人たちが  小説のプロとされる人たちが  芸術のプロと持て囃される人たちが  本業だけで収入が成り立つ社会構造ではないのを、  見ています。  とある論では、インターネットを持ち出すものもあります。  垣根はない/低くなったと。  でも、本当にこんなことを考え詰めるなら、  大学で研究に就けるレベルです。  僕に選評やコメントでできることは、  上手な詩よりも、好きな詩について掲げるだけで、  だから他のものが嫌いなわけではない、と予防線を張り、  詩でない部分で、日本語に気をつけて、  会話のできるマジョリティを装うことです。 【大賞候補作】 該当なし 【優良作】 365日 カオティクルConverge!!貴音さん 12月13日 昼食代貯めて買った聖書 およそ紺にて 12月17日 【推薦作】 キリモミングフィールド こうだたけみ 12月15日 安心 斉藤木馬 12月11日 風骨 白犬 12月10日 海猫 蛾兆ボルカ 12月2日 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 大賞候補 該当なし ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 優良作 365日 カオティクルConverge!!貴音さん 12月13日 ひとしきり大賞候補にするかどうか悩んだ。 相当おもしろい。 アソートを超えた面白味があるのは、 一人の人間のだだ流しになっていて すごくみっともないのに 一つ一つのフレーズがきれいで言葉リズムも楽しめる。 構造がマッチしている。 だから、かなりさびしい。惹かれてしまう。 ただ、奥行きだけがない。 https://www.breview.org/keijiban/?id=2760 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 優良作 昼食代貯めて買った聖書 およそ紺にて 12月17日 少しだけ引いて読んでしまうのだけど、 「おい 私も攫ってくれよ」の フレーズは強く残る。 ここに底力を感じる。模倣ではないと示している。 https://www.breview.org/keijiban/?id=2780 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 推薦作 キリモミングフィールド こうだたけみ 12月15日 今月もやはり楽しませてもらえた。 視覚詩とされるものを選ぶことは稀だが、 こうだたけみワールドとタイトルと視覚効果(組立)が 見事にマッチして、ハッとさせられる。 https://www.breview.org/keijiban/?id=2767 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 推薦作 安心 斉藤木馬 12月11日 「意図的に情感を切り離した」というコメントにも ハッとさせられたが、 端的に、かるべ自身も切り離し系主観の持ち主だったため、 この詩のスタンスは親しい象限にある。 https://www.breview.org/keijiban/?id=2756 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 推薦作 風骨 白犬 12月10日 普段からファンだが、なかなか選べないのは、 詩単体だと、違いが大きくないことが多く、 あれ、この前読んだあの詩もよかったな、どれだ、 と探してしまうことが多い。 これは、今後も見失わない。 https://www.breview.org/keijiban/?id=2748 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 推薦作 海猫 蛾兆ボルカ 12月2日 完成度の高い作品。 狙ってここまであざとくなく やわらかい雰囲気を描けるのはさすが。 タイトルに一抹疑問が残る。 https://www.breview.org/keijiban/?id=2716 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ おわりのあいさつ  別府のラグビー動画がニュースで流れてて、  「別府はすぐ人間の性欲を弄ぶんだから」  とぷんぷん言いながら書いてるかるべですっ☆ かるべ


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斉藤木馬 (2019-01-16):

かるべさま このたびは推薦作に選んでくださりありがとうございました。 今作は自分の中での扱いが難しく、投稿するのかどうかを二ヵ月悩んでいました。 ですからとても励みになりました。ありがとうございます。

かるべまさひろ (2019-01-16):

斉藤木馬様 詩を書く人が、悩むのは「ありきたり」に感じる反面、ひどく共感してしまいます。 下り坂で、お話をしたことを思い出しながら。。。 馴れ合いではなく、励まし合えるのだと、ずっと心に大切に息づかせています。 こちらこそありがとうございます。

こうだたけみ (2019-01-17):

かるべさん、推薦作に挙げていただきありがとうございます。 タイトルの「キリモミングフィールド」は、ゴルであまさらさんが出したお題です。見た瞬間に、過去の自作「模範解答(1)」を思い出したので、過去作を引用してこのような形になりました。 つまり書いている私も、お題にハッとさせられています。

かるべまさひろ (2019-02-06):

こうだたけみ様 返事が遅くなりました。 お題制度、面白そうですね。自分はお題に寄り添うときもわりと物語型になるので、自分の特徴を自覚しやすいです。

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一月分、フル選評、該当なしです。総評です。   

環希 帆乃未 
作成日時 2019-02-04
コメント日時 2019-02-06

 

申し訳ないです。今月の対象となる大賞候補作、優良作、推薦作がありません。私の目が厳しいからではなく、私の問題です。選評を生半可な気落ちで、私がしたくありません。作品として読まれる事を前提とした作品が、一月分にあったのでしょうか?ありました。 今月は挑戦されていらっしゃると、お見受けした作品が多かったです。挑戦しないよりも、挑戦した作品が大事です。ですが、挑戦どまりではいけません。 素敵な作品がありました。ですが、十二月のフル選評に書いたように。大賞候補、優良作、推薦作に選出した方は除外しています。「馴れ合いだろ」とは言わせない、書かせない為の、抑止力です。ビーレビさんに参加される皆様を、守る為でもあります。ですので、選出までに至りませんでした。 一つだけ書きます。私はとても雑食です。好きだけで、選出する事がありません。好みだけで判断をしていません。 良かった点だけ書きます。書き続けている事です。皆様の詩作を応援しております。二月はフル選評が書けそうです。以上です。


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みうら (2019-02-05):

とても好感が持てる選評発表で、思わずコメントしております。ビーレビがスタートした当初から、三浦個人として「選評に該当する作品は0作品」とならないのか、という疑問がありました。好意的に読めば該当作品は0とはならないでしょうし、ビーレビの運営者からすると無難に選出するべきかもしれませんが、俯瞰的な視点から、1人の選者の毎月出された選出作品を並べてみた時、「選者の感性、審美眼」が不透明になる。年間に1作品しか「良い」を付けない選者に選ばれたいと思う人がいておかしくないと私は思います。該当作品は0という姿勢に好感を持ちました。

環希 帆乃未 (2019-02-06):

みうらさん、御言葉ありがとうございます。皆様にとっては、大変不快かもしれないと思い、選評できませんというのを、自作品に書き、選評を書けないのなら、私が作品を投稿するのはおこがましいと、思って、作品削除をお願いしました。 ですので、みうらさんが好意的な御言葉を下さった事に感謝しています。私自身、総評を書く事も、躊躇ってしまったんです。 私の投稿で、フル選評を書けなくても、大丈夫ですよっていうのが、浸透して、総評だったり、雑感でも、良いよって言うのが、あれば、良いのかもしれないと思い、投稿させて戴きました。 みうらさん、御言葉ありがとうございます。

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B=REVIEW 2018年12月投稿作品 選評   

まりも 
作成日時 2019-01-14
コメント日時 2019-01-24

 

◆はじめに 継続は力なり、と思います。書き続けていくことによって、その人の文体やテーマ、その人なりの語り口、空間、質感・・・といったムード、使い古された言葉で恐縮ですが、その人なりの詩世界が現れてくる。 そこに、仮のものであるといえ、優劣、をつけることに、何の意味があるのか、と思う一方で、これはよかった、とか、あともう少し工夫すると、もっと良くなるかもしれない、という「感想」や「思いつき」を添えたいという欲望をいかんともしがたい、という思いが残ります。 継続している投稿者の中で、印象に残った作品(他の人たちに、ぜひ、読んでほしい作品)を、先に名前のみ挙げます。続いて、推薦作を4作、優良作を3作、大賞候補を一作挙げたいと思います。 ◆ぜひ、読んでほしい作品 桐ケ谷忍 「影を送る」 渡辺八畳 「貧乳が添えられている」 みうら 「わたしは死ねばいい」 白犬 「風骨」 5or6 「1bit、12月、ツイート詩、♯、」 なかたつ 「証明写真」 羽田恭 「フィラデルフィアの夜に Ⅸ」 仲程 「脂喰坊主と九人のともだち」 Stereotype2085 「A baby dreams of a dream」 蛾兆ボルカ 「海猫」 斎藤木馬 「安心」 こうだたけみ 「キリモミングフィールド」 カオティクルConverge!!貴音さん 「明亜六景」 ふじりゅう 「踏切」 帆場蔵人 「耳鳴りの羽音」 蔀県 「縮図」 岩垣弥生 「琥珀色の蝶」 かるべまさひろ 「夜空」 ◆新規投稿者を中心に・・・「推薦」4作 ☆梓ゆい 12/24「白い粉雪」https://www.breview.org/keijiban/index.php?id=2797 泣けない私、の体感と、皺が増えた母の手の「動き」をじっと見つめるまなざしが印象に残る作品。文字で見ると素直すぎる感覚が残るのですが、梓さんの朗読を何度か伺っていることもあり、素直さが動さや音、映像などの臨場感が静かに伝わってくるという効果にも結びつくことについて、考えさせられました。 冒頭の粉雪のイメージが出てくると同時に即、父の骨のようだ、と作者の想いが明かされてしまう。冒頭の情景は、映画の無音の光景のように写生のみにして、最後まで読んだときに、手元で舞う父の骨のイメージと、最初に映像として心に映った景が重なっていく、という余韻の作り方を試した方がよいのではないか、と思いました。 投稿日から、ホワイトクリスマスを連想させる題名が、冒頭一連目で父の遺骨のイメージに反転することを考えると、ネットの掲示板という特性を生かした作品かもしれません。 ☆日向あおる 12/20 「踏」https://www.breview.org/keijiban/index.php?id=2787 ためらう、ではなく、躊躇う、と漢字で始まる固さ。躊躇(ちゅうちょ)と読み始めます。 リズムを刻むように、読みの呼吸を切り替えるように、自らに言い聞かせるように、未練、躊躇、代償、と置かれていく単語(漢語)が、句読点のように独白に刻み目をつけていく。 「孤独感が気持ちいいと感じるのは虚しさと引換だから」この“発見”は、誰もが思いつくものであるかもしれないけれども・・・それゆえに、なぜ、このような発見に至ることになったのか、事実ではなくとも、その時の心情に匹敵するような比喩を探る試みをすると、もっと深く他者に伝わると思いました。慣用句では生木を裂かれる、というような言い方がありますね。信頼していた友人に裏切られたのか。馴染みにくさ、コミュニケーションの取りにくさが強いた孤独、だったのか。 詩や文芸作品を読むのが好き、書くのが好き、という人は(私の経験値からいえば)一クラスにひとり、いるかどうか。なかなか、同好の士とは出会えませんし、表面的に興味がないそぶりをして、日々をやり過ごすことも度々なのではないでしょうか。ここでは、詩が好きだ、書くのが好きだ、ということを、隠すことも臆することも必要ない。だから「孤独」が消えるというわけではありませんが、書くための「独り」の時間、自分を掘り下げるための「孤立」の時間を保った上で、他者の目に触れる場所に言葉を置く、という挑戦を応援したいと思います。 ☆suiminn 12/17 「あげない。」https://www.breview.org/keijiban/index.php?id=2778 褐色の同級生、「ミスター」、赤い、もしくは橙色の屋根、「礼拝堂」というイメージから、ミッションスクールや欧米の学校を連想したのですが、「漢字はカタカナにかわって」いく。「冠や偏や旁をなぞって」というフレーズに立ち止まりました。漢字の「先生」が、尊敬の対象であったならば、カタカナに変わっていく、というのは、疑いの念が生じてくる過程であろうと思うのですが、さて。 「忘れさせて あげない」・・・忘れさせて、あげる、というような、甘い感傷的なフレーズを反転させたような、コミカルさと残酷さが同居するような否定が繰り返されていく、ということ。なぜ、復讐するかのような「~ない」が繰り返されなくてはいけないのか。「先生」が消えていく、「愛されなかったと泣いている」他者を見る視線。自分が痛みを受けたというよりも、他者が受けている痛み(先生、の裏切り、えこひいき、あえて言うならいじめ)を目撃した、ある種の怒り、なのか。余裕をもって「うたう」感覚が、自分を客観視しているがゆえなのか、他者のことを唄っているからなのか、判然としないところがあり・・・それゆえに、切迫感やリアリティーが不足するような物足りなさを感じてしまうのも事実ではありますが。謎ゆえに、印象に残る作品でもありました。 ☆maru 12/17「青春の痛みと現実性との矛盾に向けた超越性としての愛」https://www.breview.org/keijiban/index.php?id=2773 題名が哲学エッセイ風というのか、ドストレートであるところに勝負心を感じました。出力のある作品だという第一印象は、内的なリズム(律動、あるいは音楽)を背景にした出力であり、動詞の言い切りや名詞切り(体言止め)を多用して作っていく文体からも醸し出されているのでしょう。「善悪 陰陽 二元の境」ゼンアク インヨウ ニゲンノキョウ。内容的には当たり前すぎてナンセンスともいえる並置ですが、音の響きがリズムに乗って、お経のように聞こえてくる面白さ。わたし、の内面(精神、とつづるならば、まさにそこに「神」がいる、わけですが)と外界との乖離、自尊感情を持ちたいという願いと、それを否定しなければ生きていくのに齟齬が生じる、という冷めた視点に分裂する自己(引き裂かれる痛み、までは突き詰められていない、そこが物足りない)を「わたしという嘘つきへの距離」と評するところ、さらに、偏差値を連想させる「偏差」という言葉を持ち込んで、普通(一般)とのズレを描こうとするところ・・・などに面白さと勢いを感じました。「ハイ」になって、ぶっちぎっていけ、という、自己へのエールでしょうか。 ◆「優良」3作 ★つきみ 12/10 Soap bubble miss space https://www.breview.org/keijiban/index.php?id=2751 関係が壊れる、という不穏な予測、恋愛(というより、いわゆる恋バナ)ばかり(それしかない)すかすかした若者同士の関係性への違和感、SNS特有の無責任さと残酷さ。「学校という監獄」はクリシェと言いたくなる言い回しではありますが、その言い回しが陳腐に陥るのを、空疎で生々しい「会話」を持ち込み、内省で挟むという形式で回避しているように思いました。 「けがれた雪と暖かい手」雪、だから暖かい、としたのか。温かい、ではない理由は何か、などと考えてしまいましたが、「よごれっちまったかなしみに」をつきみさんなりに言い直したフレーズであるようにも思いました。「夜を泳ぐお願いという黒い魚」「触れる熱で優しい火傷をしたかった」「目の奥をあなただけで目隠ししてほしかった」と、印象的なフレーズを用いて畳みかけていく展開と、結局(求めすぎて疑って、自ら関係を壊してしまったことへの)悔恨が語られる、というドラマティックな構成も巧み。巧みであるがゆえに、いささかベタな展開であることも気にならない、ものの・・・予測しうる結末になってしまっているところが、少し残念。 ★galapa 12/1 「あなたを読む」https://www.breview.org/keijiban/index.php?id=2703 簡潔な表現、畳みかけていく音楽的な展開。バロック音楽のような静けさがあると思いました。甘さで終始するのではなく、「スカートの中で猫を飼う」というユーモラスで体感的な表現が挿入されることで質感が変わります。詩集を読む、本を読む、というイメージに、「あなた」を少しずつ知っていく、という含みが重なっていく。最初は、視覚的に、分析的に。それから、響きを(琴線に響くおののきを)少しずつ味わい、その“読書”から新たに詩が生まれる、ある種の官能性と喜びを唄い・・・あらためて、その“詩”が、うたが、どこからやってきて、どこに行くのか、静かに「よく見えるところで」つまりは少し体感から離して、客観的に見る。そんな、詩を読む際の一連の心の動きを、女性を知っていく過程になぞらえて綴っている、そんな読み方をしたくなる作品でした。 ★rura 12/22「メグ」https://www.breview.org/keijiban/index.php?id=2795 ~し、と重ねていくところが、〇〇な詩、と重ねられているようで、メタポエティック的な(詩論、まではいかないにしても、詩、に対する批評的な)視点を、コミカルに、くちずさむような心地よさをもった韻律で綴った作品だと思いました。22が投稿日、という微妙さは、イブに一緒にチキンを食べましょう、という日常性と地続き、ということなのかもしれませんが・・・「あなたはきっと帰ってはこない」「あなたの影に気付ければ良かった」という、どこか捨て鉢な表現の中に、詩そのものに対する厭世、ポエジーの枯渇の受容といった諦観が滲みだしているように思いました。 歴史に残り、幾たびも呼び返され(復活し)読み返されることによって生き続ける詩は、本当に数少ない。短く、ふっと口をついて出るような気軽さ(間口の広さ)も持っている文芸であるがゆえに、大量に生まれては死滅していく、そんな運命のただなかで、それでもぽつりぽつりと、詩を手掛かりにして生きていく他ない・・・そんな、大海に漂うブイのようなもの、それが、自らが生み出す言葉の断片なのではありますまいか。 「そんなに大それたことでしょうか。/息をするのも、詩を詩うのも。」という書き出しが、あなた、を詩、に読み替えさせる。メグ、恵、恩寵・・・と読みたいと思いました。 ◎大賞候補作品 ゼンメツ 12/31 「セロファンの月」https://www.breview.org/keijiban/index.php?id=2819 阿部嘉昭的質感というのか、ムードを感じなくもないが・・・ひらがなが音から響きになり、イメージとなって体に入ってくるまでの時間差と、漢字が目に飛び込んでくるときの間合い、湿潤な質感や体感を丁寧に展開していく手つき、つまりは文体にまずはひかれた。 それから、どうしようもなく~してしまう、という切実さの緊張が継続されていき、やがてセロファンを透かして見た世界のような、皺の寄った透明感のある世界の中で「月型に曲がったままのひとびとが、湖岸の泥濘みへと植わっている」という・・・ルドンの黒の版画(人面の植物が、うつろなまなざしではるか遠くを見つめている、あの湖岸の/孤岸の風景)を思い浮かべた。 作者のイメージとは異なるかもしれない。しかし、外界(世界)が、表層しか受け取ることができず・・・その表層が主体(受け取る側)の体調や経験値によって、日々微妙に異なり、昨日と今日との差異が、それこそ0コンマ数ミリの薄さで異なって見えるような日常感覚と、その日常を超えて、遠くからやってくるものの“はかりがたさ”に触れていこうとする意識に惹かれた。「つまづくたびにまた、はっ、と、すうまいずつをめくってしまう」という最終行は、詩を書いている(もしくは、詩を書こうとしている)時の、ぬかるみを手探りしているような(それでいて、何も手に触れて来ないような)空無感に相似している。コンパクトにまとまり、硬さやぎこちなさのない自然な流れを持つこと、「遠い、」であえて余白を作る空間の取り方など技巧的な面についても優れていると感じた。


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オオサカダニケオオサカダニケ (2019-01-14):

大賞作良い。センス選評

環希 帆乃未 (2019-01-14):

まりもさん、優良作選出ありがとうございます。十五歳の頃書いた処女作です。なので、至らない部分が見えてしまったなーと考えています。選出を励みにして精進して参ります。まりもさん、お言葉ありがとうございます。

galapagalapa (2019-01-14):

優良作選出ありがとうございます。 この詩は二人の方の評が付きましたが、どうにも不評でした。 今回、私の詩の良い所を発見、発掘していただきとても嬉しいです。

羽田恭 (2019-01-15):

ぜひ読んでほしい作品に、フィラデルフィアシリーズ最新作が。 少し趣向を変えてみましたが、上手くいったかなと。 評価していただき、感謝です。

ゼンメツゼンメツ (2019-01-16):

大賞候補へ挙げていだだきまして本当にありがとうございます。 自分や、自分以外のものが、日々少しづつ堆積するかのように変化していく。それは当たり前で自然なことなのですが、当然に取り返しがつかない。もう消えることのない折り目は日々重なり、変化、歪ませていく。 それに対して悲しいとか嬉しいとか、勿論そういう話などではなく、 そんな不可避のセロファン越しに、一体僕の認識できるどこまでが表層なのか、僕が僕を重ねるごとに、世界が重なっていくごとに、その境界がどんどん曖昧になってくる。距離感の失われたような感覚の中で、手繰るように手を伸ばし、直接液体に手を触れ、掬うことで実感を得たとして、果たしてその液体すら、どこまでの深さのものなのだろう。 ルドンの版画は、まさにそのようなイメージで、傾いて、無限に焦点距離を合わせようとし続けているかのような。そんな感じの絵を考えていたので! >詩を書いている(もしくは、詩を書こうとしている)時の、ぬかるみを手探りしているような(それでいて、何も手に触れて来ないような)空無感に相似している。 これはよく分かります。 僕も書き出す前はまさにそのような感じです。なにか形あるものを掬い出すまでが本当に本当に。 レスがとってもかたつむりですみません! ありがとうございました! 読んでいてとてもとても嬉しいものでした!

斉藤木馬 (2019-01-16):

まりもさま 名前を挙げていただきありがとうございました。 励みになっております。

こうだたけみ (2019-01-17):

まりもさん、読んでほしい作品に名前を挙げていただきありがとうございます。 うれしいです。精進します。

日向 あおゐ (2019-01-20):

推薦ありがとうございます 孤独の理由をはっきりと書かなかったのは人それぞれの寂しさに刺さればと、曖昧にしています。 漢字の使い方や文の並び、韻等気を付けたいことは沢山あるので今後に活かしたいと思います。 "好き"で終わらせないよう精進します。 ありがとうございます

rurarura (2019-01-24):

優良、ありがとうございます。 個人的にはボルカさんの「海猫」が好きです、タイトルでビビッときました、今回、読んでほしい作品枠に入っていますが、ぜひいろんな人に読んでもらいたいです。

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十二月分フル選評。   

環希 帆乃未 
作成日時 2019-01-01
コメント日時 2019-01-17

 

ビーレビ筆者様各位へ。 先ず、皆様、あけましておめでとうございます。若輩者でございますが、今年といわず、末末宜しくお願い致します。先月に選評した方の作品は今月に選出しません。ビーレビさんの評判がありますね。中にはビーレビさんを貶める発言をされる方もいらっしゃいます。その為の抑止力として、貶める方も、ビーレビさん筆者様各位お互いを守る為の選評にさせて頂きます「なれ合いだろ」とは言わせません。そして今回の選評では、これから活躍する筆者様の事をおもい、選評をしますので、御理解宜しくお願い致します。 技術面だけではなく。創作活動で共通して言える事があります。ネット詩だけではなく。様々な芸術に触れる事をお勧めします。習い事や趣味を探すこと、日本各地に在る図書館にしか無い文献を見る事。旅行。要するに世界は広いので、全てを詩作に生かしたいなら。日本だけでは、詩作には足りないんです。日本にしかない言葉の表現があるように、他国も同様です。読む本を選び良い悪い感じるのは筆者様各位ですね。ですが、著名人だから書いた本が全部良いとは、私は決して思っていません。むしろ、悪い事や嫌いな所を見付け、得たのですから、自作に活かします。 今回は狡い詩について書いていきます。批評で悪い点を指摘し辛い、立ち入ってはいけない領域、絶対不可侵領域があります。絶対不可侵領域が分からなければお調べ下さい。狡い詩(絶対不可侵領域の詩)であっても私は、作品、筆者様の為になると判断した場合。ためらいません。ですが、踏み込んだのなら、責任を負うように、作品への批評を行います。狡い詩は批評を行う際、言葉にしてはいけない言葉があります。ですが、教えません。わざと使う人がいても困りますし、批評者に絶対不可侵領域があるなら、自分と重ね合わせて、言葉を選んで批評を行う事をお勧めします。それでは狡い詩ってあるの?って思いますよね?狡い詩を例えますね。大事な人を殺されたらどう感じ思い考えますか?狡い詩は広義ですので「狡い、狡くない」は批評者の判断次第です。むしろ。全ての詩が、狡い。そうあるべき。そう捉えるべき。なのかもしれません。 ビーレビ筆者様各位へは以上です。 今月の投稿作品の雑感として、私としては、とても良作が多く、選評しやすかったです。ですが、できるだけしか書けない未熟な選評を書かせて頂きます。 大賞候補作、蛾兆ボルカさん「海猫」投稿日2018年12月2日 https://www.breview.org/keijiban/?id=2716 蛾兆ボルカさんの書いた海猫はすらっと読める短詩です。誰もが読める作品です。ですが。組まれた短い言葉の中には、すらっと読むだけでは分からない部分、筆者の視点からの何重にも重なった意味や技巧が有ります。ですが、読んだ方が深読みしなくても、充分想像して楽しめる作品です。感想にあらかたの答えが載っています。作品の構成力、短詩でここまで書ける方ですので、長編の散文詩、物語詩を何時かは読ませて頂ければ嬉しいです。短詩特化の方かもしれない。そう考えていたりもします。大人も子供、読み手を選ばない作品です。ですが、とてつもない情報量があります。私はほぅっと感嘆の息を吐きました。詳しくは感想を見てみてくださいませ。 優良作、ishimuratoshi58さん「秘法(第一巻)」投稿日2018年12月8日 https://www.breview.org/keijiban/?id=2740 作品として空間構築に特化している作品です。読み手を選ぶ不親切な作品です。ですが、読み手が興味を持てば筆者様の勝ちでございます。いかに詩に潜れるか試される作品です。最終連の印象は皆様、如何でしたでしょうか?私にはとても心地よかったですし、感想に書いた通りです。大賞候補作にしようか迷った作品です。 優良作、仮名吹(かなぶき)電子書籍の詩集さん「仮想詩人」投稿日2018年12月8日 https://www.breview.org/keijiban/?id=2738 現代から未来に向かっていく作品。無駄な言葉が無いので、読みやすく分かりやすいです。AIについて調べが足らない部分があるので、大賞候補作の迷いの中、優良作に選出させて頂きました。私が書く事が少ない事は、珍しいです。書く事が少ない事は良い意味です。 優良作、stereotypeさん「瓦礫の淵」投稿日2018年12月5日 https://www.breview.org/keijiban/?id=2733 作品が現代詩でありながら近代詩の特徴を持つ作品。詩の中で、フィクションの部分を感じてしまう事が、少し頂けません。ですが、作品構成も良いです。全体を通した、着眼点と詩情と斬新さが融合していました。評価を得るに足る作品であると判断しました。 全ての優良作ですが大賞候補作であっても良いと判断しています。大賞候補作を選ぶにあたって悩みました。結果「海猫」ですが。読み手に親切でありながら「読み手を選び、読み手を選ばない」両方を併せ持つ大作、力作です。私のフィーリングにあったのかもしれませんが、私は短詩を読んで驚いたのは久しぶりです。貴重な機会、体験を、蛾兆ボルカさん、ありがとうございます。 推薦作、永峰半奈さん「故郷」投稿日2018年12月5日 https://www.breview.org/keijiban/?id=2732 探している途中で何を得るのか。何を失うか。何も失わないか。何も得ないか。大事な題材を生かせていない部分もありますが。応援していますので、推薦作に選出させて頂きました。指摘した部分があるように、改善点がありますが。皆様の故郷は何処ですか?と聞こえてきた私です。囁くような声ですが、ひらがなにした「ふるさと」を読みたいと我儘に思いました。 推薦作、桐ケ谷忍さん「愛と名づける」投稿日2018年12月10日 https://www.breview.org/keijiban/?id=2749 独断と偏見で選出。他に言う事があるとしたら。選出させて頂いた筆者様全員に向けて書きます。 推薦作、柿原凜さん「平成最後の冬」投稿日2018年12月12日 https://www.breview.org/keijiban/?id=2758 回復者さんに寄り添い生きる筆者様。私の本職に関わるんですが、よく書けていますの一言と筆者様に共感していました。私にとって、共感という言葉がとても大事なので本当に使う事が滅多というか、大事だから本当に使いません。筆者様の流す涙は、パートナーさんを受け止める為の涙です。受け止める為に涙を流してください。筆者様に大丈夫という言葉をかけます。共感していた。私ですから言いましょう。私は筆者様とパートナーさんとの味方です。 推薦作、花音さん「願望」投稿日2018年12月1日 https://www.breview.org/keijiban/?id=2713 溺れていない渦巻く情の言葉が素晴らしいです。 大賞候補作、優良作、推薦作の皆様の詩作を応援する形で今回は批評を行いました。年が終わり明けて、新しい年を筆者様、皆で迎える年です。皆様、あけましておめでとうございます。私、つきみは若輩者でございますが、今年といわず、末末宜しくお願い致します。ビーレビさんがこれから、もっと○○○○しますように。神頼みですから、本当の願いを、皆様には教えれません。叶わないかもしれませんので。


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༺❦柿原 凛☂༻ (2019-01-01):

あけましておめでとうございます。今年もよろしくおねがいします。 新年早速嬉しい文字列を見てしまいました。 推薦してくださり本当にありがとうございます。 めったに使わない“共感”を使っていただけるとは光栄です。 力強い味方を得ることができました。とても励みになります。

仮名吹(かなぶき)@詩のブログ (2019-01-01):

つきみさん、2019年(平成31年)、明けましておめでとうございます。「仮想詩人」を優良作に選んでいただき大変ありがとうございます。「AIについて調べが足らない」とのご指摘、全く仰るとおりでしてIT音痴で超文系人間の弱点が新年早々露呈してしまいました(笑)今年もよろしくお願いします☆

stereotype2085 (2019-01-02):

つきみさん、あけましておめでとうございます。「瓦礫の淵」を優良作に選んでいただきありがとうございます。手前味噌ですが今振り返ってみると本当に美しい詩でしたね。「瓦礫の淵」。このような詩は中々書けないと思うので、評価していただいてとても嬉しいです。これからもコメ、詩作ともにビーレビ内、またその他の場所でも活発に活動なさるのを期待しています。

環希 帆乃未 (2019-01-15):

元、つきみです。環希 帆乃未(たまきほのみ)と呼んで頂ければ幸いです。改めまして、末末宜しくお願い致します。

ishimuratoshi58ishimuratoshi58 (2019-01-16):

新しいお名前に変えられたことは先日気が付いたのですが何とお読みすれば良いのかが分からず困っておりました(笑)たまきほのみさん、ですね。ひらがなの方が可愛いように思うのですが、如何でしょうww それはともかく、拙作を優良作品に選んで頂き有難うございます。求める基準の非常に厳しい選者に選んで頂いたことは、詩書きとして大変励みになります。御眼鏡に適うような作は中々かけるものではありませんが、ともあれ巧拙を省みずかき続けて行く中で、いくらか増しなものをお目に掛けることが出来ればと思っております。

環希 帆乃未 (2019-01-16):

石村さんへ。求める基準の非常に厳しい選者ですので、もしかすると。今月のフル選評は、ワン選評のみに成る可能性が出てきております。ですが、酷評では無く批評であれば。歯を食いしばって。歯が折れても良いので。フルを書こうかなとも悩んでおります。皆様の詩作を応援しております。

永峰半奈永峰半奈 (2019-01-16):

環希 帆乃未さま 永峰です。拙作「故郷」を読んでいただいたのみならず、こうして選評していただき、まことにありがとうございます。いただいた批評を真摯に受け止め、詩作に励んで参りたいと思います。この度はどうもありがとうございました。 松の内も過ぎてしまいましたが、さいごに、明けましておめでとうございます。

環希 帆乃未 (2019-01-17):

永峰さん応援しております。あけましておめでとうございます。末末宜しくお願い致します(*・ω・)*_ _))ペコリン

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2018年12月分選評【フル】 stereotype2085からの鼓舞「汝、冒険せよ」    

stereotype2085 
作成日時 2019-01-13
コメント日時 2019-01-17

 

 どうもみなさん、あけましておめでとうございます。最近何かとお騒がせなstereotype2085です。さて先月分2018年最終月の選評ですが、私が主軸に置いたのは選評文にある通り「冒険」です。詩という分野で、現代詩という分野でどれだけ冒険し、鮮度のある刺激をもたらすことが出来るか、あるいは出来たかを主軸にして今回の選評は行っております。中には冒険という範疇には収まらず、単に私個人の趣味として選んだ作品もありますが、その点はご容赦を。それでは行ってみよう。ヒアウィゴー。 大賞 「秘法(第一巻)」 https://www.breview.org/keijiban/?id=2740 ishimuratoshi58さん  大賞候補はishimuratoshi58さんの「秘法(第一巻)」に決定です。正直この詩は何を訴えたいのか、やりたいのか初めは分からなかった。コメ欄にも書いたように「『光あれ』と二度と云つてはならない」以外胸に刺さる、惑乱させられるような一節はなかったかもしれない。しかし全体を見て欲しい。とにかく美しいのだ。字面が、フレーズが、構図が。すべてにおいて抽象化された絵画のような美しさを放っている。筆者本人も「かけてしまった」作品であり、何かを志向し訴えようとした作品でないのを明らかにしている。だがしかしこの美しさだ。まさに大きく冒険した末のこの結果である。ピカソは晩年自らの絵画についてこう述べている。「あなたは女性を抱こうとする時、何かを考えて抱くのだろうか。ただただ抱きたいという気持ちで抱くのではなかろうか。私の絵画もそういうものだ」と述べている。この作品はまさに書きたい作品として、書かれるべくして書かれた作品だったのであろう。ビーレビュー投稿四作目にして安定した実力。流石であり、素晴らしかった。よって大賞候補に決定。 優良  「1bit、12月、ツイート詩、#、」 https://www.breview.org/keijiban/?id=2812 5or6(ゴロちゃん。)さん。  この作品は一言で言って子供達、幼き者たち、いまだ未来を知らぬ者たちへの愛で溢れている。そのメッセージ、投げかける言葉はすべてにおいて優しく、温かい眼差しで彼らを見送るかのようだ。まるで一つの冒険を終えた一つ上の世代が一つ下の世代に困難や悲しみは数多くあるだろうけど、それでも行きなさいと諭しているかのようだ。温かい家庭愛にも似たものを感じる。これでのっぺりとしたタイトルだったら、人の胸を刺す力は弱かっただろう。だがこのタイトルと中身とのアンビバレンスさ。中々良い。素晴らしいと思う。よって優良に決定。 優良 「わたしは死ねばいい」 https://www.breview.org/keijiban/?id=2803 みうらさん。  まずこのタイトルである。インパクトが尋常じゃない。極々個人的な理由、経緯であるが、私はこの詩を投稿する前三浦氏が、彼の心が「荒れる」であろう経験、体験をしたのを知っていた。大丈夫か三浦氏と思っていたところにこの作品である。驚いたし、自分というブランドを立てて勝負していると思った。最近の彼の作品はいつもギリギリを行っている。死線の境い目で物事を見て、書いているようなそんなスリリングな要素がある。そういう状況、境遇にわが身を置くのも一つの冒険だ。そんな彼の詩的遍歴、変遷の一つとして私はこの詩を観た。「無自覚なれば獣/自覚すれば人間たち」。そんな三浦氏自身を含む私たちにも向けられたメッセージ。「未練無ければ/死ねばいい」。なかなかのものだったと思う。よって優良に決定。 優良 「証明写真」 https://www.breview.org/keijiban/?id=2807 なかたつさん。    証明写真。何とも無機質で人間味や人間性が失われる、奪われるかのようなタイトルである。内容の方も話者が、証明写真を撮るごとに両親の期待に添えられず、一つの落第に近い存在として情報処理されていく過程が一部描かれている。「自己PRや志望動機」が「証明写真以上に僕を証明していたはずなのに、あなたがたは、一切表情を変えませんでした」と来るのはは何とも切ないし、胸を裂く。この詩のやろうとしていたこと、試みようとしていたことを端的に表す最も印象的なフレーズだとも思う。私たちは冒険から離れ、いずれ生活を取らなければならない日が来るかもしれない。だがその日においてでさえも自らが冒険していた日々の感度をもって自己分析し、現象を見るというのも悪くないのではないだろうか。あなたの証明写真が証明したものは過去のどんなあなたですか? そんな問いかけを投げかけたくなるようなこの一作に、優良を。 推薦 「ヨンシー」 https://www.breview.org/keijiban/?id=2816 エイクピアさん。  この詩の中核にあるのは嫉妬というフレーズだが、それが何とも印象深い形で使われている。「嫉妬しそうな私の油断」「嫉妬しそうなのは母」。嫉妬という感情が親子の関係を壊し、あるいは揺るがすものにまで発展している様が描かれていると個人的には思う。「星々の間を縫って皺は損害であるような」という表現は老いたる母を表す一節としてかなり際どく冒険しているのではないかと思う。よって推薦に決定。 推薦 「風骨」 https://www.breview.org/keijiban/?id=2748 白犬さん。  白犬さんの既定路線の中にある一作だとは思うが、よくまとまっている。変に気をてらった表現や唐突に英語のフレーズが飛んでくるということもない。「まだ見ぬ君に会いたい/まだ見ぬ私に会いたい」で始まる最終節は、特段目新しいものではないが、胸に刺さる。これが俗に言う「エモイ」というものではないか。冒険という意味では若干違うかもしれないが、私の胸にストンと落ちた。これは趣味による、あくまで趣味による選別でもある。その点はご容赦を。よって推薦に決定。あと白犬さん、これからはコメントへの変レスだけでもいいのでチャレンジしてほしい。新しい冒険はあなたを別次元へ誘うだろうから。 推薦 「四百万回の殴打」 https://www.breview.org/keijiban/?id=2705 galapaさん。  この詩もタイトルである。雨が降っている。雨への描写が執拗にある。それが四百万回の殴打だとも言う。中々に斬新な表現ではないか。雨は残酷だ。常に降って欲しい時に降るわけでもない。降ると困る時に降ったりする。それでも雨は滋養だ。そんな雨に殴打される話者。なかなかによろしいのではないでしょうか。よって推薦に決定。 「泳ぐ器」 https://www.breview.org/keijiban/?id=2796 なゆた創さん。  さて2018年最終月、12月分の選考。推薦枠に最後に転がり込んだのは、なゆた創さんの「泳ぐ器」であった。この作品、コメ欄でも言及されているように、祖父と異人をつなげることに、どれたけの快感を得ることが出来るかという点がポイントの一つになってくるだろうが、私はこの詩は好きである。祖父や父の面影はいつも理解しがたく、承服しがたく、望郷の彼方へと去っていくものだ。それは異人として、異形の存在としてそうだからだ。全体としての強力なインパクトはなかったかもしれない。だが望郷の念から詩情をもよおすには充分だった。よって推薦に決定。  ということで長いこと書いてきたフル選評であるが、「汝、冒険せよ」と銘打ったものの、たどり着いたのは冒険しなくとも良い作品は良い。冒険している要素があればより一層作品は輝き、新鮮になるという極々ありきたりな答えだった。答えはいつもあなたの中、灯台もと暗し、幸せの青い鳥はいつもあなたの傍にという奴である。  さて新元号も近づいた今年、2019年あなたはどんな年にしたいですか? どんな一年を送りたいですか? 七つの海を超えて冒険するのもよし、すぐそばにいる家族に愛情を注ぎ、居場所を見つけるもよし。すべて答えはあなたの中にある。あなたなりの冒険を、幸せを見つけて欲しい。ではこれにて選評は以上です。それではまた。近いうちにお会い出来るでしょう。私は大切な人にLINEでも打たなきゃ。それではご機嫌よう。また会う日まで。


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ishimuratoshi58ishimuratoshi58 (2019-01-16):

 拙作に過分のご評価を頂き、有難うございました。自分は何であれ「賞」の対象になるような作品をかいている詩書きではない――と思って参りましたので、候補に挙げて下さったことを嬉しく思う(人間が幼稚に出来ています故、褒められることは好きです)反面、意外にも感じております。仰る通り、普段の自分がかかないものをかいてしまったことが、自分では予想し得ぬ反響を生んだのでしょうか。  このところ周期性のスランプ中で詩をかくことは愚か読むことさえ全く気が進まない状態で、詩書きらしいことを何ひとつしていないのですが、これを励みにまた活動に復帰出来ればと思います。その意味でも重ねて感謝を申し上げます。

galapagalapa (2019-01-17):

推薦に名前をあげていただきありがとうございます。 励みになります。

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<選評>   

羽田恭 
作成日時 2019-01-09
コメント日時 2019-01-14

 

カオティクルConverge!!貴音さんに敬礼! 先月、予備自衛官集合訓練に行っていた、羽田です。 今回ワンポイントキュレーションで選んだのは、カオティクルConverge!!貴音さんの「365日」。 一言でこの作品を表すのなら、労作の一言でしょう。 日々、頭に浮かんだ脈絡のない言葉を表したのか、だからって律義に一年365日分書いてしまうとは。 そしてどれもいい味をだしているように感じました。 ざっと見て、気になったのはこちら。 3月26日 血液銀行から多くの血液が溢れ出し 封鎖したパナマ運河を抉じ開ける様に開通させる 真っ赤な染まる前の血管に見立てて 脱出経路を探り出そう 不思議な素晴らしさを感じてしまった 8月2日 博多人形はパンツの中にハーブを隠し持っていた 人形ハラスメントを受けていた時に 偶然薬の売人と出会ったそうだ どういう状況?! 9月30日 クレーンで誰かが今日も連れ去られる 正体不明のそいつは相当の凄腕で 一度も捕らえた人を落とした事は無いし 狙いを外した事も無い まるで死のようだ 他にもよく読めばよい日のよい詩があるのでしょう。 365日分の詩を作った行いに敬意を示しつつ、高く評価したいです。


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仲程仲程 (2019-01-14):

便乗ですみません。本作品、推薦としたいです。 お遍路さん、羽の日 もかなり好みで、 色のまったく異なる作品もみなさんの好評をえるとこと、 貴音さんのオールマイティさには感服しきりです。 (自分の誕生日、チェックしてしまいますよね)

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