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眠気   

作成日時 2018-11-07
コメント日時 2018-11-08

虫がちょろちょろしている 叩きつぶした 今のが映画だったらどうだろう カメラは忙しない虫を捉えている 虫は病院の領収書の上をちょこまか動いている 急に 曇天のような影が よぎったと思うと 衝撃音! 次の瞬間にはいっさいが闇になる 暗いまま ジーッというフィルムの音 …… ここ最近の夜はほんとうに冷えこむ


項目全期間(2019/05/23現在)投稿後10日間
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2019/05/23 13時03分04秒現在
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コメント数(2)
石村利勝 (2018-11-07):

すぐれた詩は常にロジック(何かが理に適う、適わないという合意の体系)を超え、その小宇宙内の独自のロジックを提示するものですが、この作品はそのみごとな一例です。むろん、結尾の一行「ここ最近の夜はほんとうに冷えこむ」の意表を突く飛躍のこと。 虫を叩きつぶすというふとした行為から発して、その瞬間への想像が展開する部分の簡潔、正確な叙述も魅力的ですが、想像が「……」で締めくくられ、あまりにも自然に洩らされる末尾の「冷えこみ」という感慨が、実に動かしがたい実感をもって読み手に沁みこんできます。 無駄なものは一切なく、語られていないことも一切ない。小さな詩宇宙ですが、すべてが所を得た、したたかで完璧な小宇宙がここには存在しています。名品です。

蔀 県 (2018-11-08):

ishimuratoshiさん コメントありがとうございます。過分な評価をいただけて、恐縮しております。

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